音楽

リッケンバッカーというギターに憧れた話

ギター配信をやってみました

こんにちは。多趣味人間BUSSANです。
前回の記事で普段聴いている音楽について書いたのですが、全然ブログのテーマと関係ない、純粋に「好き」だけを発信する記事を書いてみたら思いのほか楽しかったので、そのままの流れで音楽に関する記事を書こうと思います。
僕は学生時代バンドをやっていたのですが、その時「リッケンバッカー」というメーカーのギターにめちゃくちゃ憧れていました。結論から言うと、遂に手に入れる事は出来なかった(正確に言うと、追いかけるのを諦めた)のですが、その時のこの楽器に対する想いが割と熱かったのを思い出したので、この楽器の事を知らない人に是非知ってもらいたいと思い、記事にしてみました。なるべく楽器に対する知識などが無い人でも読めるように書いてみようと思います。

 

 

リッケンバッカーって何だ


(※動画は山野楽器さんより引用)

リッケンバッカー」とはアメリカのギターメーカーです。ギターのモデル名は330や360など、数字がモデル名となっています。メルセデスベンツの車を総じて「ベンツ」と呼ぶように、リッケンバッカーのギターも「リッケンバッカー」と呼ぶことが多いです。

世界で初めてエレキギターを作った会社

リッケンバッカーは世界で初めて「エレキギター」を作った会社です。
「フライングパン」と呼ばれるギターで、当時はアルミニウムで出来ていました。
エレキベースや12弦ギターも世界で初めての発売を成し遂げています。

ビートルズのメンバー達が使っていたギター


(※動画はThe Beatles公式チャンネルより引用)

上の動画ではジョンレノンだけがリッケンバッカーを使っていますが、ジョージ・ハリスン(ギター)とポール・マッカートニー(ベース)もリッケンバッカーを使用していた時期がありました。

 

リッケンとの出会いと憧れ


(※動画はACIDMAN公式チャンネルより引用)

僕が初めてリッケンバッカーを知ったのは、高校2年生の時、「ACIDMAN」の「赤橙」という曲を初めて聴いた時でした。ギターの音がめちゃくちゃカッコ良く、PVを見てみたら大木さんが「リッケンバッカー360FG」を弾いているのが目に留まりました。
この当時、僕はベースをやっていたので、大木さんの音は「カッコイイ音出すギターもあるんだな~」くらいにしか思っていなかったのですが、同じくACIDMANの「造花が笑う」を聴いた時に考えが変わります。


(※動画はACIDMAN公式チャンネルより引用)

リッケンバッカー360FGから出る音は、赤橙では丸みを帯びた暖かい音だったのに対し、「造花が笑う」では攻撃的なザクザクした音が聴こえました。この音に惚れ込んでしまった僕は当時家にあった安物のストラトキャスターで頑張って試行錯誤したのですが、何回やってもこの音にはなりませんでした…。(エフェクターとアンプの知識が乏しかった事も影響しているとは思いますが)

高校から大学に上がり、当時ポジションがベースだった僕は、いつの間にかギターを弾くようになっていました。その時にたまたま椎名林檎にハマっていて、「丸の内サディスティック」のギターを練習していたのですが、歌詞にリッケンが登場することに気が付きます。


(※動画は東京事変公式チャンネルより引用)

動画は「幕の内サディスティック」となっていますが、内容は実質丸の内サディスティックです。この曲の中ではリッケンについて次のように歌われています。

リッケン620頂戴 19万も持っていない御茶ノ水

リッケン620とは、この記事の冒頭で紹介している動画の後半に出てくるモデルなのですが、360がホロウボディ(ボディの中が空洞になっているもの)に対して、620はソリッドボディ(ボディが空洞になっていないもの)なのが特徴で、330や360よりも少し小ぶりなボディサイズとなっています。この歌詞を聴いて、高校時代に憧れたリッケンへの想いが再び湧き上がってきました。

 

そして遂に、リッケンを弾いてみる事に…


(なぜ御茶ノ水の「御」にモザイクが入っているのだろう…)

大学2年生の夏、僕はリッケンを求めて汗を垂らしながら御茶ノ水駅を降りました。
御茶ノ水という場所は、いわゆる楽器の聖地で、楽器屋さんが密集しているためギターを試奏するのに日本一適している場所でした。丸の内サディスティックを作曲した椎名林檎もきっと御茶ノ水でリッケン620を弾いたのだと思います。
リッケンは有名なメーカーなので、複数の店舗で取り扱っています。何店舗か廻り、ガラスケースの中にリッケン330が飾ってある店舗でリッケンを試奏させてほしいと伝えました。しかし、店員さんから返ってきた言葉は次のようなものでした。

「ウチは購入を具体的に検討されている方にのみの試奏となってまして…」

確かに、いかにもお金を持って無さそうな大学生にリッケンを弾かせたくないのは分かります。僕も無理を言ってまで試奏するつもりも無かったので、弾かせてくれるお店を探しました。すると何店舗目かで、黒い620を弾かせてくれる気前のいいお店に出会いました。
店員さんからギターを受け取り、手に汗握りながらネックを握りました。その時のアンプはマーシャルJCM2000、王道な誰でも知っている真空管アンプでした。まずはクリーンで、
Eコードを鳴らします。「ギャリーン」というヌケのいい気持ちいい音が鳴りました。
この時の感動は今でも忘れません。なんというか音がキラキラしていて眩しい感覚がありました。次に、音をドライブさせて同じくEコードを鳴らしてみます。
「ジャジーン」という硬めのドライブサウンド。ちょっと気のせいかと思ったのですが、弾いているうちに疑問は確信へ…。思ってたんとちゃう。全然歪まない。僕はこの時盛大な勘違いをしていたのですが、リッケンとはそもそもあまり歪ませるのに適しているギターではないのです。当時、やたら歪んだ音ばかり使うようなコピーバンドをやっていた僕には全く相性が良くない事に気づきました。そりゃそうだ。
当時学生だった頃の僕は、浅はかにもギターへの憧れだけで楽器屋さんに足を運んだのでした。ちなみに、当時試奏させてもらったリッケン620は19万で売っていました。ちなみに僕も19万も持っていませんでした。
当時、リッケンバッカーへの熱は、「やっていた音楽の方向性との相性の悪さ」を理由に冷めてしまい、そのまま社会人となりました。

 

リッケンバッカーを思い出したきっかけ


リッケンバッカーへの想いをずっと忘れていたのですが、リーガルリリーの「リッケンバッカー」という曲を聴いてあの時の感じを思い出しました。実はギターヴォーカルのたかはしほのかさんが弾いているギターはリッケンバッカーではありません。曲の中にリッケンバッカーの音が使われている訳でもありません。登場するのは歌詞の中のみ。

リッケンバッカーが歌う
リッケンバッカーが響く
リッケンバッカーが泣く
おんがくよ、人を生かせ

引用:リッケンバッカー/リーガルリリー

真っ直ぐに僕に刺さりました。何というか、聴いた時の状況も影響しているのだと思いますが、リーガルリリーの無垢で真っ直ぐな演奏と、その歌詞がグッサリ刺さりました。
あの時、僕は中途半端に音楽をやめてしまいましたが、それでも音楽に生かされていました。そして、この曲を聴いているまさに今も、音楽に生かされていると実感しています。

ちなみに、僕は当時リッケンバッカーを買う代わりに、別のギターを試奏し、最終的には全く違うギターを買う事になったのですが、その話はまた別の機会で追記していこうと思います。今回は一旦ここまで。

 

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