こんにちは、やりたいことだらけ人間BUSSANです。
前回の記事で、「このブログは趣味と遊びにフォーカスしていきます」と書いた直後でこの話題なので、すごくチグハグな感じなのですが、僕は個人的に、趣味と仕事は紙一重だと思っています。
趣味で稼げて、生計が立てられたら凄く楽しいだろうな
とずっと思ってきました。しかし、現実は難しいですよね。この「好きな事を仕事にするの難し過ぎ問題」について、20代のうちに色々試したり検証した結果どうなったのかを、
メモとして書き残しておこうと思います。同じ悩みを持つ方のヒントになればと思います。
あくまで僕の個人的なケースですので、全ての方が参考になるわけでは無いと思いますが、ひとつの事例として考えて貰えればと思います。
ちなみに、「好きな事を仕事にする」の意味は、フリーランスとして独立や起業する、という事ではなく「好きな事が出来る会社に就職する」という意味として書きます。
通常「結論」から書く方が読みやすいと思うのですが、今回の話は前提ありきのストーリーとなるので、結論は最後に書こうと思います。結論だけ読みたい方は「もくじ」から飛べますので、そちらを参照してみてください。
ちなみに、アイキャッチに使用している画像は仕事で使っているsurfaceです。
客先に出る事やミーティングが多いため、めちゃ重宝しています。
あんまり好きじゃない事を仕事にした結果
僕は学生時代、自分の好きな事を仕事にしたいと思っていたので、当時頑張っていたイラストやデザインでポートフォリオを作り、就職活動に勤しんでいたのですが、結果は惨敗。
好きな事を仕事にするハードルの高さを実感し、好きな事は趣味にとどめ、仕事とは分けて考えようと思うようになりました。
どうせなら稼ぎたいと思い、好きな仕事を追う事をやめ、資格や免許が必要ない職種、かつ稼ぐ事に特化した仕事を探すことにシフトしました。結果、OA機器の営業という仕事に就きます。売る商品によっては毎月の固定給とは別に50万円以上のインセンティブが発生する可能性があるという所が魅力でした。
結果的に僕はその仕事を3年つづけました。そして、そこで学んだセールス経験を活かし、スタートアップ企業の求人広告営業へ転職しました。スタートアップなので社員も少なく、自分の裁量がかなり反映される事が魅力でした。
そんなこんなで合計4年と8か月の期間営業(セールス)として働きました。でも僕の中では何かがずっと引っかかっていました。そう、営業自体があんまり好きじゃなかったのです。それもそのはず。お金を稼ぐことだけを考えて就職したので、好きじゃない事を我慢しながら働く事になります。もちろん、働く事は嫌いではなかったのと、既に結婚を意識していたので投げ出す事はありませんでした。でもやはり、売れそうもないユーザーに商品を勧めたり、気合と根性とを常に要求されるワークスタイルに日々疑問を感じていました。この状態で働くと、次のような事が起こります。
●仕事を頼まれた時、本心から乗り気になれない
(笑顔で返事はするものの、心は笑顔ではない)
●毎日自分に小さな嘘をつきながら働く事になる
特に2番目の「自分に小さな嘘をつきながら働く」という行為は本当に無駄でしかなく、意思決定に遅れが出ます。例えば乗り気のしない仕事が降ってきた時に、「これは本当にやりたかった事なのか?」という疑問が生まれ、「いやいや、稼ぐため(家庭のため)にはやらねば」と自分を奮い立たせ、強制的に肯定する必要が出てきます。つまりマイナスからスタートして、どうにかプラマイゼロにする感じになります。そうするための労力と時間が非常に勿体ないと感じていました。
そんなモヤモヤを感じつつも仕事は真面目にこなしていたのですが、会社のメンバーが全員退職するという事態となり、自分も退職を余儀なくされる事になりました。
まさかの急展開。
1か月間好きな事に没頭した結果
そんなこんなで2018年7月、僕は妻と話し合い1か月好きな事だけして過ごすことにしました。その結果、資格を取得し、僅かではありますが、自分の好きな事をして収益を上げる事に成功しました。その時の話はつぎの記事にまとめていますので、是非読んでみて下さい。
この時の活動は僕の人生にめちゃくちゃ大きな影響を与えてくれました。この1か月間の生き方を許してくれた妻には本当に感謝しかありません。
この後、就職活動を始める事になるのですが、僕の就職先の選択肢はほのかに増えていました。具体的には下記のようになりました…
①今までと同じく営業(セールス)として就職先を探す
①-a 今まで経験有り業界での営業職種
①-b Web関係(未経験業界)での営業職種 New!
②今までと違う未経験職種での就職先を探す
②-a 経験有り業界での未経験職種
②-b Web関係(未経験業界)での未経験職種 New!
前職(求人広告)で学んだのですが、転職先を選ぶ際は「業種」×「職種」×「年齢」で就職できる確率が変わってきます。特に経験有の業種で経験有の職種が一番確率が高く、給与も上がる可能性があります。年齢が低ければ尚良し。もちろん、未経験業種×未経験職種の場合、転職できる確率は限りなく低いです。しかし、年齢が低い場合、伸びしろを考慮してくれる事もあるため、まだ転職できる可能性も残されています。僕はまだ20代というアドバンテージを最大限に活用し、経験職種と未経験職種の両方で転職活動を進める賭けに出ました。
好きな事が出来る仕事に転職した話
その結果、2ヵ月で7社から内定を受け、そのうちの1社はWeb制作会社で、さらに営業ではない職種(Webディレクター)でした。営業は「売る」のが仕事ですが、ディレクターは売るものを「作る」のが仕事だと説明を受けました。「何かを作る事」が好きで「Web」に興味がある僕にはピッタリなんではないかと思い、その会社に転職する事にしました。
こうしてなんとか希望の業界かつ希望の職種に転職出来たのですが、もちろん未経験職種のため、今までコツコツ上げてきた月給はリセット。新卒時代からやりなおしです。
しかし、それと引き換えに大きな気づきを得ることが出来ました。
上の項目”あんまり好きじゃない事を仕事にした結果”にて記載した「モヤモヤ」が一切ないのです。特に「自分に小さな嘘をつきながら仕事をする」必要が無いため、気持ちがとっても楽です。自分が好き、かつ興味がある事なので、前向き&積極的に仕事に取り組むことができ、その成果はすぐに結果として反映されます。転職から半年が経ちましたが、既に結果が出始めています。仕事に対するモチベーションがここまで変わるなら、早いうちに転職するべきだったと、少しだけ後悔しています。
どうせなら好きな事をやったほうが前向きになれるかも
個人的にですが、「お金は無限に稼げる」けど「時間は減る一方」と思っています。ならば、有限な時間を限りなく有効活用するしかないと思っているのですが、同じ時間を使うならば「自分に嘘をつきながら」仕事をするよりもなるべく「好きな事、興味があること」に近い仕事をした方が、より前向きに生きられるのではと感じています。なので、「モヤりを感じるならすぐ考え直し、やりたい事を目指した方が得」という結論にたどりつきました。
しかし、そうは言っても簡単に転職が出来るわけでもなく、僕の場合は幸運にも突然転職を余儀なくされた事、また、次を探すまでに時間的猶予があった事などが重なり、非常に恵まれていたと思っています。ですので、超個人的な流れにより、この考え方に至ったと捉えて貰えればと思います。
現在モヤモヤしながら働いている方は、スキマ時間で興味のある仕事の求人票を覗いてみても良いかもしれません。ワクワクする仕事が見つかったら思い切って応募してみるのも悪くないと思います。