クリエイティブ

仕事でもプライベートでもアバターで過ごして3年目の変化と学びをまとめてみました

こんにちは。BUSSANです。
2020年頃、Quest2を購入した事をきっかけに急速にVRの沼に沈んでしまった僕ですが、2021年頃に、ちょうど1年経過して得た変化と学びがあまりにも多かったので記事にまとめました。

VRChatを1年やって自分に起きた変化と学びをまとめてみました※この記事は2021年に書いたものです。 こんにちは。BUSSANです。 僕は2020年の10月頃からVRChatで遊ぶようになり、...

その結果、GoogleDiscoverに掲載される(!?)等、思ったよりもはるかに大きな反響を頂いたのですが…そこから更に1年、特に2022年頃からは転職の影響もあり、VRChatという枠を超えて3Dアバターを活用して様々な活動をするようになっていました。
具体的には…朝起きたらアバターの「おはよう投稿」をし、その後フルリモートで画面越しにアバターで出勤、アバター姿でそのままミーティングに出席し、そのままプライベートでも同じアバター姿でVRChatで過ごしています。もちろんアバター姿で配信も行います。外出した時に撮った写真にアバターを合成して、外で撮影した写真にも登場する…そんな生活を送っています。
その結果、自分自身や周囲に様々な影響や変化を感じるようになったので、またある程度ちゃんと言語化して振りかえろうと思います。
実は2021年頃、「VRChatを1年続けると人はどう変化するのか」という記事を書いており、その内容を踏まえた上で、今回はVRChatだけでなくその外でも3Dアバターを活用した具体事例やその結果得た変化や学びなどを詳細に書いていこうと思います。この記事は15,000文字以上あります…!なので一度に読もうとすると結構長いです。是非ブックマークに入れて頂いて後でまた読みに来て頂けると嬉しいです…!

※この記事に書いてあることは、ほとんどが僕の主観によるもので、あくまで僕個人の感じた事であることをご了承ください。
※また、記載されている内容に誤字脱字、また表現の誤りなどが含まれている可能性もあります。そうしたミスなどを発見した場合、出来ればBUSSAN本人にDMなどでこっそり教えて頂けると嬉しいです!

 

 

もくじ

 

結論:仕事×アバターの相性は、良い

この記事は非常に長いです。なので「前提」よりも先に結論を書きました。僕が私生活も仕事もアバターで1年過ごしてみて気づいた事は次の通りです。

  • モデリングができなくても3Dアバターでの生活は可能
  • コミュニケーションが段違いに取りやすくなった
  • 職場でも受け入れて貰えた
  • 複数のプラットフォームで活動の場が増えた
  • セルフプロモーションを勝手にするようになり、インターネット上への露出が増えた
  • お仕事が増えた

ただし、あくまで「BUSSAN個人の事例である」という事を念頭に置いて頂ければと思います。また、どう考えても僕自身のポジショントークになるため、こういう事例もあるんだな…くらいに認識して頂けると嬉しいです。より詳しい「結論」はこの記事の最後に書こうと思います。

 

 

前提

この記事を書いた目的

この記事を書いた目的は下記の3つです。

  1. 自分の活動の定期的な振り返り
  2. “アバター × 仕事”の相性ってどんなもの?という部分の紹介
  3. アバターを活用できるツールの布教

僕はこういう振り返り記事を書きがちです。やっている活動があまりにも散らかっていて、定期的に振り返らないと自分が何をやってきたのか忘れていくためです…。なのでそれをまとめながら、アバター生活の紹介をするという、ちょっと複雑な書き方をしています。さらに、アバター生活を送るのに必需品となっているツールの布教もできればと思い、一石三鳥を狙おうという欲張りな記事になっているので、正直分かりにくい構造になっていると思います。読みにくかったらすみません。また、主に「自分のアバターを持ちたいけどまだ持てていないクリエイター」さんに向けて書いています。既にVRChatで遊んでいる人やアバターを持っている人からすると、もう知ってる、となる内容が多いかと思います。

BUSSANについての補足

▼リアルでの僕は2023年現在こんな人です。

  • お仕事:正社員でフルリモート勤務(勤務先)
  • お仕事2:副業を掛け持っている
  • 既婚者である

▼インターネット上での僕はこんな感じです。

  • VRChatのプレイ頻度は1日平均1時間ほど
  • YouTube配信をしている
  • 動画制作を行っている
  • アバターを使った何かしらの制作を行って、ほぼ毎日投稿している

仕事について

2022年からMyDearest株式会社に勤めており、プロモーションに関するデザインやコンテンツディレクションなどをしています。僕は「BUSSAN」の名前で勤務しており、普段はアバター姿でフルリモートでお仕事をしています。プライベートでもデザインや動画制作などのお仕事を受けています。このような生活スタイルだと、プライベートの遊び時間を確保するのが難しくなってきます…。前職でも同じような生活スタイルだったのですが、自由に使える時間は1日あたり実質1.5時間ほどです。(こちらの記事に詳しく書いています)

VTuberというわけではない

1点補足なのですが、僕はアバターの姿で活動しているものの、「VTuber」として活動しているわけではありません。あくまで、ただの人がアバターを使ってバーチャルな存在として活動している、という前提となります。お仕事の主体はあくまで制作物を作るクリエイターとしての仕事であることをご了承ください。

 

3Dアバターで生活するって具体的にどういう事?

一行で表現するなら…
バーチャル&リアル両面で、プライベート&ビジネスすべてアバターで過ごしている
となります。
しかし正直、3Dアバターで過ごしていると言われてもいまいちピンとこないかもしれません。そこで具体事例も含めて紹介します。まずは箇条書きで。

  • 仕事はフルリモートで、社内の会議には3Dアバターで出席
  • お昼は3Dアバターの姿で画面越しにリモートランチ
  • 社外の取引先とも3Dアバターでミーティング
  • 個人のお仕事も3Dアバターで打ち合わせ
  • 仕事が終わったらVRChatにログイン。3Dアバターで過ごす。
  • たまにやるYouTube配信は雑談もゲーム配信も3Dアバター姿で。
  • 旅行や外出時に撮った写真には3Dアバター姿を合成して現実にも出現。
  • 動画制作でも自分の3Dアバターを活用。
  • 寝る前には3Dアバター姿でおやすみツイートをすることも。
  • 朝起きたら3Dアバター姿でおはようツイートをすることも。
  • 良い感じに撮れたアバター写真はInstagramへ投稿。

気が狂ってるのかと思われるかもしれませんが、僕はこんな仕事×プライベートでのアバター生活を実際に続けており、プライベートのみでのアバター活動を始めてからの期間を合わせると3年目になります。詳しく画像付きで説明していきます。

 

3Dアバターの活用方法と実例

 

仕事中のアバター活用事例

仕事ではフルリモートでの通話時に常にアバターを映すようにしています。「VMagicMirror」というツールを使い、自分のVRMをデスクトップ上に表示させ、それをOBSでキャプチャし、仮想カメラモードで配信しています。オンラインのミーティングではZoomやGooglemeetを使う事が多いのですが、その時にカメラをOBSに設定することで、OBS上の映像をカメラとして扱う事ができます。社外での打ち合わせにもこの姿で出席します。また、個人で請け負っているお仕事の打ち合わせも同じくアバター姿で行います。

また、会社では「VRコミュニケーター」という立場としてもアバターの姿で活動しており、この活動がまさかのファミ通さんをはじめ、様々なWebメディアに取り上げられる事態となりました。

そのほかの話題はこちら

まさかこんな事になるとは思っていなかったのですが、アバターを活用した活動を社内から社外にも広げ、メディアにも認知されるという実績を積むことができました。

 

YouTube配信では雑談もゲーム配信も3Dアバター姿で


2022年の夏頃からYouTubeチャンネルを開設して、雑談やゲーム配信、コラボートーク番
組などの活動を行っているのですが、もちろんそこでも全面的に3Dアバターを使います。ゲーム配信では画面の上にVRMアバターをVMagicMirrorをOBSで合成して配信しています。雑談やコラボトークなどはVRChatの中で行い、VRChatのカメラの映像をOBSでキャプチャして使っています。

 

動画制作でも自分の3Dアバターを活用


配信だけでなく、もちろん動画制作でもアバターを使います。
例えば、VRMアバターをステージ上で躍らせる事ができる「VRM Live Viewer」を使えば、ダンス動画が手軽に制作できます。自分以外のVRMアバターがあれば、コラボでのダンスなども可能…!

他にも、例えば「Vフレット」を使えばアバターにギターの弾き語りをさせる事もできます。

出先で写真に3Dアバター姿を合成して現実にも出現

家にいないときでもアバターを活用しています。外出先で撮影した背景写真にアバター写真合成アプリ「FumiFumi」を使ってアバターを合成し、画面の中だけでなく画面の外にもアバター姿で登場するようにしています。例えばイベントに行った時にアバターを合成したり、誰かとのツーショットを演出したりもできます。

 

ちなみに…こうしたFumiFumiフォトをチェキとして現像するとハチャメチャに実在感が増して、本物の思い出…という雰囲気が出ます。「INSTAX」というFUJIFILMから出ているモバイルプリンターを使うとこういう写真が外出先でもスマホからプリントできます。

 

プライベートでもVRChatへログイン

もちろん、仕事や制作に限らずプライベートでもVRChatへログインして日常を過ごしています。プライベートな場所で過ごすというよりは、どちらかというとイベントに遊びにいきがちな傾向にある気がします。

 

アバターで過ごす事による影響

こう毎日アバターで生活していると、リアルの自分にも様々な影響が出るようになります。前回の記事「1年目のまとめ」では下記のような変化と気づきについてまとめています。

今回は、上記を踏まえてそこからさらに2023年現在までの気づきや影響について書こうと思います。

アバターが身に着けているものをリアルでも身に着けたくなる

2023年からクリアフレームの眼鏡(ROKUMORIさん制作)をアバターに掛けているのですがリアルでも似ているタイプのクリアフレームの眼鏡を買ってしまいました…。


メガネだけでなく、スマホケースやストラップなどもVRChatで着用しているものを再現してしまいました。


アバターはについては、残りカスさん制作のハイカットスニーカーXelevia_industryさん制作のCozyAlpaなどを履いているのですが、これの影響で白のNIKEのエアフォース1MIDなどを買ってしまいました。(写真がなくてすみません)

ちなみに、僕が普段使用している沙猫ちゃんが着ているグレーのパーカーは、実際にSUZURIで購入できます。


ショップはこちら。

 

自分自身をさらにアバターに反映させるための機材投資


自分の身体の動きをアバターに反映させるためにHaritoraXという機材を使ってフルボディトラッキングをしているのですが、2022年に「肘トラッカー」が発売したので、早速購入して試してみました。


また、同じく2022年に発売したQuestProを予約購入しました。QuestProはアイトラッキングとフェイシャルトラッキング(目線と表情のトラッキング)ができる機能がついており、これがあると自分自身の身体の情報をよりアバターに反映させることができます。


↑QuestProでのアイトラッキングを試してみた際の様子を動画にしてみました。

 

他のプラットフォームでも自分のアイデンティティを踏襲するように


他のプラットフォームやゲームでも紫目(紫色のモチーフ)×銀髪×メガネで統一するようになりました。
2023年2月頃に流行ったSNS「Bondee」はアプリ内で手軽に可愛いアバターを作れることが魅力的だったのですが、ここでもその組み合わせでアバターを作りました。

 

アバター越しでしかコミュニケーションしない人の割合が増えた

いわゆる「リアルの友達よりもインターネットの友達の方が多い」という現象です。しかし仕事もオンラインで、さらにアバター越しですることの方が増えたので、対面でのコミュニケーションよりもアバター越しのコミュニケーションの方が増えました。その結果、僕のリアルの姿を見たことも名前も知らないけど一緒に仕事している、一緒に遊んでいる、という人の方が多くなってきました。今後この傾向はさらに加速するのではないかと思います。
ちなみに↑の画像に映っている方々は9割リアルでお会いしたことがありません。

 

アバターを着た人とリアルの人が同じ夢に登場するようになった

僕は毎日夢を見ます。しかもそのほとんどの内容を記憶しているという謎な体質がありますが、明らかに2020年以降、夢に登場する人物に「アバター」というジャンルが追加されるようになりました。特に面白いのがアバターとリアルの人物が同じ夢に登場するようになった事です。ここから考えられるのは、僕自身はリアルの人物もアバターで姿しか知らない人物も同列に扱っているのではないかという事と、現実とVRSNSを同じ「社会」として扱っているのではないか、という仮説です。確かに僕自身は普段の生活でそのように振る舞っているのですが、夢の中の潜在意識下でも同様に振る舞う、という事がわかりました…。

 

アバターで過ごす事による周囲の反応と気づき

僕はこの生活を続けることによって、下記の方々から3Dアバター姿であることを認識してもらい、認めて貰っている事で生活していることになります。

  • 家族(妻)
  • 職場の方々
  • 職場の取引先の方々
  • 個人での取引先の方々
  • インターネット上で僕を観測する方々

こうした方々から実際に頂いた受けたフィードバックを簡単にまとめると、次のようになります。

  • かわいい
  • 画面越しでも存在感がある
  • かなり印象に残る
  • 接しやすい
  • VTuberっぽい

一つ一つ詳細を書いていきます。

かわいい

本当にその通り…かわいいのですが、前提として、僕はBOOTHで販売されているオリジナル3Dアバター「沙猫」をカスタマイズして個人・法人共に商用利用の許可を頂いた上で自分の活動に使用しています。そのため、これは僕自身のおかげではなく、オリジナルアバター「沙猫」をデザインしたひゅうがなつさんのお陰であると思っています。

画面越しでも存在感がある・印象に残る

これは主に職場の方や取引先の方々からのフィードバックですが、通常は人間の姿をカメラに写してミーティングを行うケースが多い中、一人だけアバターの姿でミーティングに出席しているため、どうしても目立ちがちです。時折笑ったり手を振ったり表情や動作を変化させるとさらに目立ちます。さらにカメラの映像と違って「暗くて顔が見えない」「光で白飛びしてしまって不鮮明になる」などのトラブルがなく、いつ見ても同じ状態のアバターが写るため、安定感があります。また個人的には…その時の身だしなみが適当でもアバター越しなら何とかなる、というのもメリットの一つです。

接しやすい(お互いに手を振るようになった)

これは主にVMagicMirrorを使った事による発見なのですが(以後VMMと表記します)VMMにはボタン1つでモーションを再生する機能がついており、その中には「手を振る」というモーションも含まれています。僕はミーティングのはじめや終わりにこの「手を振る」仕草をよく使うのですが、そうすると画面の向こうの方々も手を振り返してくれるため、一気に場の空気が和みます。確かに言われてみるとオンラインミーティングで手を振る事ってそんなにないな…と。リアルなコミュニケーションで手を振る事もそんなにない気がします。ですがアバターを使うと自然にお互いに手を振りあうコミュニケーションが生まれ、結果的に「なんかフランクになる」「なんとなくフレンドリーさを感じる」のような接しやすさが生まれるという発見がありました。

VTuberっぽい

これは非常に複雑な話題なのですが、僕は「VTuber」と自称していません。しかし、アバターの姿で配信もやっていてバーチャルな活動をしているという特徴から、どうしてもVTuberっぽさが出てしまいます。界隈の外の友人や知り合いからは「BUSSANはVTuberだもんね」という認識だったりします。が、僕はVTuberとは自称していません。その理由としては「BUSSANはVTuberよりも希少な存在だ」という言葉を頂いた事があり、その言葉を大事にしたいという想いからVTuber名乗りをしない事にしています。
しかし、特にVTuberと認識されて困る事もないので、そのまま観測される方の自由に解釈して頂ければと思っています。

この「アバターで活動している人が全員VTuberに見えがち」という問題については僕だけでなくアバターで活動する人と観測する人全員の間に生まれるギャップであり、この話題だけでも1記事書けるのではないかと思うほど深い話になるかと思います。今はまだアバターで生活する人の数が多くないため、既に世間が使っている単語「VTuber」に当てはめるのが簡単でわかりやすい…のですが、生活スタイルは人の数だけあるのでそう単純な解釈はできないと思っています。また、個人的にはアバターで生活することは今後特別ではなくなっていくと思っています。

 

活動上・お仕事上のメリットや気づき

活動上の気づきについては、前回の記事「1年目のまとめ」で基本的な事をまとめています。

今回は、上記を踏まえてそこからさらに2023年現在までの気づきや影響について書こうと思います。特に仕事上の様々なメリットに気づいたので、そこにフォーカスして書いてみます。

アバターで活動するようになってから、お仕事増えました

この話題は書くか非常に迷ったのですが、やはり社会人になると一定数の割合で「その活動ってお金になるの?」を気にする方が必ず出てくると思います。その質問に端的にお答えするなら「なります」という感じです。あまり具体的には書けないのですが、大変ありがたいことに確定申告を行わざるを得なくなり、2022年は前年に比べて数倍の副収入となりました。しかし、これは単純にアバターを使うようになったから増えたという事ではなく、アバターを使う事でコミュニケーションの手段が増えた事が原因だと考えています。

アバターでの活動がセルフプロモーションになっている説

クライアントワークが中心のクリエイターにありがちな例として、「クライアントワークしかやらなくなるので自主制作ができなくなる問題」があると思います。具体的には、クライアントワーク(受託制作)が多くなると自分の制作物を披露する機会が減り、場合によってはクライアント様から実績公開などが制限され、仕事はしているものの実績が表に出せない、という状況もあります。また、納品したものが実際に使われず、公表されないまま眠ってしまう事もあります。そうなるとクリエイターとしては自分の制作物を表に出す機会が減ってしまい、結果的にその人の最新の造作物が表に出にくくなる、という状況になります。ところが、自分のアバターを持っていて常に何かしらの発信をしていると、自分が作ったものが表にでる機会が強制的に増えます。これが自然とセルフポロモーションになっている説が、お仕事の相談が増えた理由として僕の中で最有力になっています。

VRChatで会えるから依頼する、は実際ある

僕がVRChatを始めた当時、まさかお仕事に繋がるとは思っていなかったのですが、実際に活動しているとVRChatで関わりのある方からお仕事の相談をいただく事がかなりあります。TwitterやInstagramなどのSNSと違って、実際に会っている感の強いVRSNSではコミュニケーションの質が段違いなため、会ってみてから依頼するか決める、というスタンスの方は一定数居ると思います。この話をVRSNSの外の方に話すと「全くイメージが湧かない…それは会っているとは言わないのでは?」という反応をいただく事が多いのですが、実際のところリアルでもVRSNSでも人と人の関り方に差はないと思っています。事実、お仕事に繋がっています。

 

難しいと思う事

もちろん、メリットだけではなくデメリットもあります。
一番大きいのはアバターにまつわる事に時間とお金がかかる点です。アバターを購入し、Unityでセットアップし、VRChatにアップロードするだけでもそれなりの時間と知識が必要になります。VRM化するにも作業時間の確保が必要です。ではなぜそこまで時間を掛けてアバター化に取り組んだのかというと、「その方が活動しやすかったから」という答えになります。

 

アバターを活用するのはスキル的に難しい事なのか?

アバターに興味はある、でも3DCGの知識なんてないし…という方に朗報です。
この記事を書いているBUSSAN本人も、この記事を書いている現在進行形で3Dモデリングに対しての知識はほとんど無いと言っていい状態です。

 

3DモデリングができなくてもOK

モデリングと聞いてイメージするようなBlenderやMayaなどの知識は一切無くても大丈夫です。僕はアバターを初めて手に入れた時、どちらのソフトも一切触ったことがありませんでした。どのプラットフォームでアバターを持つか、にもよりますが、自分で3Dモデリングをしなくても、次のいずれの方法でアバターを持つことができます。※ここではVRChat用のアバターとVRMアバターを手に入れる事を前提に書きます。

  1. クリエイターさんに依頼する
  2. 販売されているアバターを買って改変する(無料のものもあります)
  3. VRoidStudioMakeAvatarで作る

ざっくりと説明すると、①は有償でクリエイターさんに依頼する、という事になります。最も費用がかかりますが、最も理想的なアバターづくりができる事は間違いありません。③については、専用ツールを使用してテンプレートやある程度用意された選択肢から選んで自分のアバターを作る、という事です。ツールについては後ほど別項目で紹介します。
この中で言うと僕が詳しく説明できるのは②のみのため、②について掘り下げてみたいと思います。②は、例えばBOOTHなどで売られているアバターを購入し、自分でそのアバターを改変してオリジナリティを加え、自分の好みに寄せていく、という方法になります。(もちろん改変しなくても満足できる場合はそのまま使用してもよいと思います。)

ただし、最低限のUnityの知識は必要

上記の②については、最低限Unityの知識が必要となります。本当ならばここでどの程度のUnityの知識が必要になり、BUSSANがそれをどこでどのように習得したのか書くべき…なのかもしれませんが、非常に長くなるのでここではいったん割愛させていただきます…ごめんなさい…!ただし、大丈夫です。

とはいえ、Unity出来なくてもなんとかなります

何とかなります。僕は1年半ほどUnityに対する苦手意識が抜けず、ずっと勘でUnityを触ってきたのですが…それでも何とかなります。(恐らく僕の周囲の方であれば、僕がどれほどUnityが苦手だったからご存じかと思います)インターネット上にある記事を見たり、VRChatで出会った方々に聞いたり、Unityについての知識が集まっているDiscordサーバーに入ったりして情報を集めるうちに、いつの間にか少しずつ触れるようになってきました。なので、何とかなります。ここまで長文の記事を書いておきながら判然としない内容を含めてしまい、大変申し訳ないのですが、やりたいという気持ちさえあれば何とかなります。

ひとり1アバターの時代が来るかは分からない…けど

今は誰でもSNSアカウントを持っている時代です。SNSを利用するには必ずアカウントを作らなければならず、アカウントにはほとんどアイコン設定をするのが当たり前になっています。つまり一人1アイコンは必ず持っている時代と言えます。これが将来的に平面的なアイコンではなく、立体的な「アバター」になる時代が来る…!かどうかは分からないのですが…そうなる未来もありえなくはないと思っています。

例えば、Facebookから社名を変更したVRのリードテックMeta社が販売しているVR機器「MetaQuest」シリーズは、アカウント設定でHrizonアバターという自分のアバターを作ることができます。そして同社が提供しているサービス「Horizon Workrooms」はそのHorizonアバターを使って一つの空間に集まり、会議やコミュニケーションができる、まさに”ひとり1アバターの世界”を目指している事がうかがえます。

一方、Appleから発表された”空間コンピュータ”「Vison Pro」は自分の顔をスキャンして仮想の姿(アバターという表現はされていないので何とも言えないのですが…)を作成し、その姿を相手に届けたり、自分が被っているVison Proの前面に表示したりできるようにしています。また、画面の向こうの人にも同じく自分のリアルな仮想の姿が映し出されます。これはリアルの姿をほぼそのままXR空間に取り込み、アバターと言うより「自分自身を画面の向こうに投影する」という考え方になるかと思います。

アバターの姿となってインターネット上に登場するか、リアルの姿のままインターネット上に登場するか、という違いでは一見両者は対極の関係にあるように見えます。が、共通している点としては自分の身体性がインターネット上に反映される(詳しく付け足すならば、自分自身の情報量が圧倒的に多い状態でインターネット上に登場出来る)という点では共通していると言えます。今後、インターネットでの過ごし方がどのようなものに落ち着くかは分かりませんが「画面を眺める」時代から「自分が画面の中に入る」時代になる方向性に向かっているのは間違いないのではないかと思います。そもそも「画面」という言葉が適切かどうかすら怪しいかもしれません。実際にAppleは”空間コンピューティング(Spatial computing)“という言葉を使っています。

話を戻すと、こうしたインターネット空間を自由に歩き回るための身体は既に手に入る状態であり、その身体を活用していろんな事が出来る時代に、既になっていると僕は感じています。

 

詳しい結論:仕事×アバターの相性が良いと感じた理由

この記事の冒頭に書いてあった結論まとめをもう一度振り返ります。

  • モデリングができなくても3Dアバターでの生活は可能
  • コミュニケーションが段違いに取りやすくなった
  • 職場でも受け入れて貰えた
  • 複数のプラットフォームで活動の場が増えた
  • セルフプロモーションを勝手にするようになり、インターネット上への露出が増えた
  • お仕事が増えた

簡単に文章でまとめてみます。
この記事を書いている時点で僕はモデリングソフトがほぼ扱えないのですが、実際にこの記事に書いてある事くらいはできます。全く知識ゼロでも扱えるかというと、ほんの少しのツールの導入くらいは必要になるのですが、そこさえ通ってしまえば比較的簡単にアバターを活用できる世の中になりつつあります。僕の場合、フルリモートの働き方にはアバター活用がピッタリハマり、導入前よりも格段にコミュニケーションの質が高くなったと感じています。その結果は職場でも個人でも共通して得られています。また、複数のプラットフォームでも同一の姿を維持でき、活動の場の広がりを感じます。活動の場が増えるという事は、自動的にセルフプロモーションに繋がり、その結果自分を観測する人が増え、ご相談やご依頼が増えている、という状況に繋がっているのではと思います。
しかし、これはあくまでBUSSAN個人の事例であり、その時の運や働き方に左右される部分も大きいかと思います。再現性があるかどうかはちょっと分からないのですが、こういう事例もあるという事を頭の片隅に入れていただき、アバターをまだ持っていない方はぜひ手に入れていただき、既に持っている方は様々な活用にも手を伸ばしてみてください…!

 

3Dアバター生活で使用しているツールと機材について

最後に布教パートです。この記事で紹介したアバター生活に使っているツールと機材を紹介します。どれも最高のツールなので是非興味ある方は実際に試して頂けると嬉しいです…!

手軽に無料で3Dアバターを自作できるツールVRoidStudio

VRMアバターを手軽に無料で作る事ができるツールといえば「VRoidStudio」です。
特に3Dモデリングに関する知識がなくても、テンプレートから選ぶだけで自分好みのアバターを自作できます。僕はVRoidStudioを使ってアバターを作ったわけではないのであまり詳細に詳しくないので簡単な紹介になりますが、オリジナルなアバターを作りたい場合は間違いなくおススメできるツールだと思います。

VRoidStudioについてはこちら

 

配信ではおなじみ、OBS Studio

YouTuberさんやVTuberさんなら必ず使っているであろう映像配信ツール「OBS」正式名称はOpen Broadcaster Software®️と言います。録画も配信もこのツールさえあれば出来る、超高機能なソフトです。

OBSのダウンロードはこちら

 

VRMアバターをデスクトップに表示できる VMagicMirror


VRMアバターをPCのデスクトップに常時表示したいなら、間違いなく「VMagicMirror」が最適です。VR機器などをを使わずにマウスとキーボードだけでアバターを動かす事ができます。もちろん、カメラで顔をトラッキングして自分の表情や動きをアバターに反映させることもできます。マイクの音声に反応して自動でリップシンクしてくれます。また表情は手動でキーボードやコントローラーから入力切替することもできます。

VmagicMirrorの公式サイトはこちら

 

写真とアバターをスマホだけで手軽に合成できる FumiFumi

FumiFumiさえあれば、VRMアバターと写真を手軽に合成できます。今までPhotoshopで時間をかけて合成していた作業が一瞬で終わるようになりました…。ちなみにFumiFumiにはデフォルトでサンプルアバターが入っているので、まだVRMアバターを持っていない方でもお試しで使ってみる事ができます。また、FumiFumiでの合成画像の作り方のコツは僕が記事化しているので、よければそちらもご覧ください。

アバター×リアル画像を合成できるアプリFumiFumiでアバターを「実体化」させるコツまとめこんにちは。なんでもクリエイターのBUSSAN(ぶっさん)です! 僕は日常的にVRアバターで色んな活動をしているのですが、その中でリア...

手軽にショート動画が作れる!VARKSHORTS

「VARKSHORTS」とVRMアバターがあれば、細かい設定は気にせずに手軽にテンプレートからショート動画を作ることができます。①アバターをインポート ②テンプレートを選択 ③動画書き出し のたった3ステップでショート動画が作れちゃいます…。動画のレンダリングも全てこのソフトで完結できるのがスゴイですね。出力した動画はそのまま収益化可能とのことです。

VARKSHORTSについてはこちら

 

VRMアバターを手軽に躍らせる事が出来るVRM Live Viewer


VRM Live Viewerがあればアバターを躍らせる事ができます。ステージやモーションデータがなくても、このツールには最初から複数のダンスモーションが入っているのでそのままアバターを動かす事が可能です。もちろん、ご自身で用意したデータや、配布されているデータを使って躍らせる事もできます。(一般配布されている素材を使用する場合は各素材の利用規約に則ってご利用ください)↑の動画はまさにVRM Live Viewerを使って作っています。※動画は編集済みのため、映像に入っているエフェクトは後から付けたものです。

VRM Live Viewerのダウンロードはこちら

 

アバターにギターを弾かせることができるVフレット


アバターにギターを弾かせる、というのは実は簡単に出来る事ではありません。自分でUnityを使ってアバターにギターのモデルを持たせ、それが動くようにする…というのはなかなかに難しい事です。僕もそれをツールなしで実現するのはちょっと難しいと感じます。ところが、Vフレットはその工程を大幅にショートカットしてくれます。もちろんVR機器がなくてもアバターがギターを弾いてくれます。

Vフレットについてはこちら

 

VR機器の定番、MetaQuest2

家庭で遊べるVR機器の超定番といえばMetaQuest2です。完全ワイヤレスで動き、PCに繋ぎたいときはもちろん有線接続もできます。僕はこのQuest2を買ったことでアバター生活が始まりました。ちなみに最近MetaQuest3が発表されたことにより、1万円以上値下げされました。3の発売を待っても良いのですが、いま最も手軽にVRを始めるなら間違いなくQuest2はおススメです。

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アイトラッキングやフェイストラッキングを搭載したプロ仕様のMetaQuestPro

現在僕が普段使いしているVR機器です。Quest2と比べると色々と進化しているのですが、今回の記事内容に沿ってアバター的な観点から利点になる事を述べるなら、「アイトラッキングとフェイストラッキング」が標準搭載されている事が特徴的と言えます。あとはこれは体感なので人によると思いますが、他のVR機器よりも着脱がしやすく、接顔しない作りになっているため普段使いするのにはかなりピッタリです。ちなみに、僕が購入した当時は23万円したのですが…今は15万9千円に値下げされています…!

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