写真

京都の俵屋旅館が別世界過ぎたので100枚の写真で紹介します【料理写真もあるよ】

俵屋旅館のつぼ庭2

どうも、やりたい事だらけ人間BUSSANです。
俵屋旅館の写真を撮りまくってきました。
今回やりたかったのは、300年以上続く京都の老舗「俵屋旅館」の写真を撮りまくる事です。なんで旅館の写真を撮りたいのかって…?
それは、超有名なのにも関わらず、この旅館にはHPもないし、口コミによる最新の写真も少ないからです。
俵屋旅館について、ざっと調べたところ、次のような情報が出てきました。

 

事実
・創業314年、 1704年創業(日本の元号は宝永)
・登録有形文化財に指定されている
・スティーブ・ジョブズ氏が定宿にした
・スティーブン・スピルバーグ氏がサインを贈っている
・公式HPがない
・部屋数は18部屋のみ、予約は3か月待ち

口コミ
・泊った人はほとんどリピーターになる
・門をくぐった瞬間から非日常
・この旅館に泊まるためだけに京都に来る人がいる
・和の頂点

 

これだけの事実・評価がありながらネット上に情報が多くないので、凄く気になったんです。

なぜ非日常なの?
何でジョブズは定宿にここを選んだの?
わざわざこの旅館に泊まるために京都に来る人がいるのは何故!?

でも行ってみなければ分からないじゃないですか?
というか行きたい!俵屋旅館に行ってみたい!

ということで幸運にも予約が取れたので(3か月前にJTBと格闘してました)行ってきました!約100枚の写真を添えてレポートします!

まず結論からですが、

京都旅行を楽しみたい!観光名所を沢山廻りたい!
という人にはオススメしません。

なぜって?

あまりに良すぎて旅館から出たくなくなるからです。

事実、僕は予定をキャンセルしてこの旅館の滞在時間を増やすほどでした・・・(笑)
調べれば分かる、既にわかっている事(事実)よりも、僕が体験したこと、感じた事(口コミ)重視で書いていきます。
長い記事になってしまったので、目次のリンクをうまく活用してみて下さい。

 

 

俵屋旅館の外観

俵屋旅館に到着して最初に感動したのは、こちらから名乗っていないのに名前を呼ばれた事でした。
旅館まではタクシーで移動したのですが、僕の奥さんがタクシーのドアを開けた瞬間、
「ぶっさん様ですね、お待ちしておりました」と自然に名前を呼ばれました。
「チェックイン時間の前に荷物を置きに行きます」という連絡を事前にしてあったのですが、この人と会ったことも無い、話すの初めてだし、今日の何時に宿に寄るかも伝えてませんでした。なのに名前を呼ばれた。しかも僕ではなく、僕の奥さんを見て、僕の名前を言い当てたのです。
どうやって!?
恐らく、電話で話した口調や声のトーンなどから僕の年齢などを予測し、宿泊予定客の中から目星をつけ、連れ添いはおそらく女性、彼女か妻だろう、というところまで予測したのだと思います。そして、僕の奥さんはその時結婚指輪をしていました。なので、タクシーのドアを開ける時に僕の隣に乗っているのは妻である、というところまで予測し、彼女ではなく妻である確証を得たうえで、「ぶっさん様ですか?」ではなく「ぶっさん様ですね」と自信を持って歓迎したのだと思います。旅館に入る前から鳥肌が立ちました。

 

前置きが長くなりましたが、旅館の写真です。
俵屋旅館の看板

1枚目と2枚目はそれぞれ別の方向から撮った俵屋の看板です。(門の正面を撮り忘れました…)旅館の前の道は細いのですがいつも車でいっぱいです。
門へ向かって左に従業員さん用の入り口があり、暖簾(のれん)がかかっています。
素朴な佇まいで、無駄な飾りなどが一切ありません。

 

 

 

玄関


俵屋旅館 入口
門をくぐるとすぐ目に入るのはさり気なく置いてある観葉植物です。俵屋にはこういった、さり気ない生け花や植物が至る所にあります。ちなみに、この場所は常に打ち水されていて、石畳は常に濡れています。

 

 

 

俵屋の玄関
玄関を上がると靴の向きを揃える間もなく、靴は下駄箱にしまわれます。流石です…。

 

 

 

宿泊した部屋

今回は竹泉というお部屋に泊まりました。俵屋の中でも安いお部屋です。
部屋に通されると一通りすべての設備について丁寧に説明してくれます。
テレビは見えるところに設置されておらず、見る場合のみ出すようになっています。
そして、照明のスイッチなども見えるところには付いておらず、すべて入口の壁(居間の外)に集中しています。
エアコンのリモコンなども無く、部屋の一番端の床付近にタッチパネルのコントロールが設置されています。これらはすべて部屋の景観を損なわないための工夫とのこと。恐ろしい徹底ぶり。ちなみに、JTBの表記では「8畳+踏み込み1畳」となっていましたが、それ以上の広さがありました。

そして、宿泊客には必ずお世話係の方が付きます。チェックインしてからチェックアウトまで、1人の方がすべて身の回りの事を手伝ってくれます。例えば布団を敷いたり、料理を運んだり、時には道案内をしてくれたり、必要な事はすべてこの方に伝えれば取り計らってくれます。

 

室内

俵屋の小机
部屋に入るとすぐ見える物書き用の小机です。
この椅子がまた、とても座り心地がいいんです。

 

 

 

俵屋の机
インターフォンにはカバーがかけてあります。これも部屋の景観を崩さないための工夫です。

 

 

俵屋の部屋
居間です。あんまりにも庭が美しいので庭ばっかり写してます…。

 

 

 

俵屋 竹泉の庭
居間からの眺めです。絵みたいですね。

 

 

 

俵屋旅館の草履
窓を開けると庭に出る事ができます。

 

 

 



たわらやの庭
どの角度から見ても美しく見えるように丁寧に手入れされた庭です。
砂利には打ち水がされています。僕たちが到着する前に水を撒いたのだと思います。
隣の部屋、エアコンの室外機などは一切見当たらず、見えるのは青々と生い茂った草木だけです。京都の街中なのですが、どこか山奥に居るような感覚になります。
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お昼寝用ふとん

俵屋旅館のシエスタマット
シエスタマットと呼ばれる「お昼寝用の布団」が用意されています。
この美しい庭を眺めながら昼寝が出来ます。そのための専用布団です…!
実際に使いましたが、枕もふかふか、タオルケットもベストなかけ心地、マットもクッションが効いて痛くない。最高のお昼寝環境でした。もう外には出れないです。
ちなみにこれ、全て俵屋さんの自社製品です。

 

 

 

俵屋旅館のお茶菓子


部屋に通されたあと、すぐ出てくるのがこのわらび餅です。竹の器に入って出てきます。
とろけます。絶品です。
ちなみに俵屋さんが運営するカフェ「遊形サロン・ド・テ」にて、このわらび餅を注文することが出来ます。

 

 

 

床の間

俵屋の掛け軸
部屋の床の間です。工芸品や生け花がさらっと置いてあります。
この掛け軸は大正に描かれたもので、西山翠嶂の「湖畔夏日」という作品です。
江戸時代や室町時代のものもあるとのこと…。
でもここは美術館ではなく、旅館。
季節に応じて床の間の装いも変わるそうです。

 

 

 

お風呂

竹泉の風呂
お風呂はチェックインに合わせて湯が張ってあります。
到着してすぐお風呂に入れます。
檜風呂かと思いましたが、高野槙(こうやまき)で出来ているとの事。とてもいい香りがします。高野槙は風呂桶の素材の中でも最上、かつては王族の棺などに使われたそうです。
窓の外には美術品。湿気とか大丈夫なのかな‥‥。
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アメニティ

俵屋旅館のアメニティ俵屋のアメニティ
俵屋旅館のアメニティです。
入っている物は歯ブラシ、シャンプー、トリートメント、シャワーキャップ、ヘアトニック、シェーバー、シェービングフォーム、
コットンセット、ティッシュ、ブラシなど、全10種類の物が入っています。すべて持ち帰り可。ケースまで付いているので、このセットのまま他の旅行へも持ち歩けますね。

 

 


そして、面白いのは裁縫セット。
アメニティのケースの傍に、和紙の入れ物に入って置いてあります。さり気ない気配りです。

 

 

 

俵屋旅館の石鹸

俵屋旅館の石鹸(ケース付き)
俵屋旅館の石鹸
そして、同じく洗面台に置いてあるのが有名な俵屋の石鹸「savon de Tawaraya(サヴォン・デ・タワラヤ)」です。
お土産としてとても人気が高く、香りも素晴らしいと評判です。口コミで人気が広がっています。俵屋のお土産としては値段もそこまで高くないです。

お風呂場にも同じ石鹸が置いてあります。使ってみたところ、めちゃくちゃ奥行きのある、いい香りがしました。花のような香りもあり、ウッディな感じもします。とっても複雑です。しかも程よく香りが残ります。
その上、アトピー持ちで数種類のアレルギーを持っている僕でも、かゆくならない低刺激。助かります。

なんでも、このせっけん、花王と共同で作り上げた特別な商品で、200種類以上の天然香料から出来ています。僕もお土産として買って帰ったのですが、商品説明に次のような一文が書いてありました。

「このように天然香料をふんだんに使った石鹸は日本でも唯一のものであり、花王(株)にとっても特別の製品でございます。」

半端ないですね。
ちなみに、ネット販売・通販などは行っておらず、旅館、もしくは「ギャラリー遊形」のみで購入出来ます。今回お土産として買ってきたのは、タオルとのセットと、3個入りのせっけんです。

俵屋旅館のせっけん お土産

俵屋旅館の石鹸の値段

お値段は、1個477円。3個入りで1000円しなかったと思います。タオルとのセットで1200円くらいです。
価格表によると、6個入りが1300円、12個入りが2300円です。郵送注文、FAX注文が可能です。注文書はお店に行くか宿泊しないと貰えません…。
(詳しい注文方法をこの記事の終盤に記載しています)
俵屋旅館のお土産としては安いような感じもしますが、有名な牛乳石鹸が3個で384円という価格を考えると、凄くリッチなのが分かりますね。
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お茶菓子(2回目以降)


俵屋では、「旅館に戻った時」「就寝前の布団を敷いている間」など、事あるごとにお茶とお茶菓子が出されます。
お茶の温度にも気を遣ってくれます。旅館から戻った時は外が暑いため「冷たいお茶」。
就寝前は体を冷やさないため「温かいお茶」。
2枚目の写真は就寝前に出された俵屋の和三盆です。美味です。口に入れた瞬間スッと溶けます。
これもギャラリー遊形で買えます。

 

 

 

俵屋の布団

俵屋旅館の布団

いままで寝てきた布団の中で間違いなく最高。
まず布団ですが、厚さ20センチくらいあります。床に体が当たる事は全くありません。
まるで低めのベッド。というかベッドですよこれ。
3重構造になっていて、ふかふか、というよりは もちもち、という感じです。寝心地は最強です。
枕は2重になっていて、寝ると完全に頭が包まれます。包容力がすごい。
掛かっているのは「麻(あさ)ケット」というタオルケットよりもさらに薄い布です。
エアコンの温度を変える事なくそのまま”ちょうどよく”寝れるように出来ています。
そして2枚目は浴衣とは別に、寝るためだけに用意されたナイトウェアです。
着てみましたが、ガーゼを羽織ってるような感じです。肌ざわり最強。
そして、布団や寝具などはすべてやはり「ギャラリー遊形」で購入出来ます。
値段は…敷布団だけで38万円くらいです…。
夏用や冬用の掛布団なども別にあり、合計してみたら72万くらいになりました。
最強のお布団を求める方にはピッタリだと思います。

 

 

 



枕元には目覚まし時計と懐中電灯、そして冷たい水の入ったポットとコップを置いてくれます。
さり気ない気遣いです。ちなみに、このグラス、可愛いな~と思ったらやはり俵屋のオリジナル。もちろん購入可。

ちなみに、この建物、古いはずなのに物音や外の騒音が一切しません。
聞こえるのは空調の音だけ。京都の街中のはずなんですが、全くそんな感じがしません。
二階もあるので、この部屋の上にも部屋があると思うのですが、足音など全くしません。
とっても静かです・・・。寝る事に集中できます。
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俵屋の不思議
部屋の棚にさり気なく置いてある本「俵屋の不思議」です。
俵屋さんの色んなエピソードが書かれています。

 

 

 

冷蔵庫の中身


冷蔵庫の中身です。
ミネラルウォーター、ジュース、お茶、ビールなどがグラス、栓抜きと一緒に冷えています。
ここの飲み物はすべてサービス。しかもなくなった分は伝えれば追加してもらえます。
だいたい冷蔵庫の中身は別料金だったり、追加分で料金がかかったりしますが、
俵屋さんはとっても良心的です。
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俵屋の旅館内の様子

俵屋さんの館内を散策しました。とても入り組んでいて、それでいてどこを見ても芸術的。
夜間だけ開放される隠し部屋のような書斎もあります。中を歩くだけで観光している気分。
入りびたる方が居るのもうなずけます。
複雑な構造なのですが、不思議と迷子にはなりません。

 

 

ロビー

俵屋旅館のロビー

展示室とかではなくロビーです。
壁には金色の屏風、鬼灯(ほおづき)壁には活け花が飾ってあります。
置いてあるものすべてに目が奪われます。

 

 

 

高麗洞(図書スペース)

俵屋旅館には図書スペースがあり、置いてある本や資料は自由に閲覧できます。


ロビーの脇から低い扉を通って入ります。

 

 

俵屋旅館の高麗洞
昼に撮った写真です。
緑を見ながらゆっくりと寛げます。

 

 


本棚には美術書や古書がずらりと並びます。
壁や棚の上にはさらっと美術品が置いてあります。
好きな本を持ってきてここで読書したら、時間が過ぎるのを忘れそうです。
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つぼ庭

旅館の中心には「つぼ庭」と呼ばれる小さな庭があり、活け花が飾られています。
季節によって装いが変わるそうです。

俵屋旅館のつぼ庭

びっくりしたのは、この複雑な構造。
丁度狭く屋根に隙間があり、自然光がスポットライトのようにピンポイントで活け花に当たります。
表現する言葉が見当たりませんが、本当に素晴らしい建築技術だと思います。

 

 

 


ちなみにつぼ庭には入る事もできます。恐れ多くて入れませんでしたが。

 

 

 



脇にはこのお庭を眺めるためだけの椅子が置いてあります。
そして夜間も暗くならないよう、その椅子を照らす蝋燭も置いてあり、夜には灯がともります。

 

 

 

廊下・座庭(ラウンジ)・中庭

俵屋の廊下

つぼ庭の脇の廊下を進んでいくとショップスペースがあります。
その更に奥に一段下がったタイル床のスペースがあり、そこに座庭(ざてい)というラウンジがあります。

 

 

 

座庭
狭いスペースなのですが、椅子が2脚、小さい本棚、灰皿などが置かれています。
そしてここから見える中庭の眺めが最高なんです。

 

 

 



座庭への入り口の少し前に、中庭に入るスペースがあります。奥には高麗洞の窓が見えます。
しかし、ここは他の部屋の庭と繋がっているとのことで、宿泊の方しか入る事はできません。
どんな景色が広がっているのか気になりますね・・・・!
是非泊って、確かめて下さい。
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2階・アーネストスタディ(書斎)


2階に上がる階段は2か所あり、1枚目の写真は旅館の入口に近い方を上がったところです。
夜は驚くほど暗いです。上がって大丈夫なのか不安になりながら、細い廊下を進みます。
すると、廊下の奥にあるのが夜間限定で開かれる書斎、アーネストスタディというお部屋です。

 

 

 

写真に写っているのはハンス・J・ウェグナーの「ベアチェア」という貴重な椅子です。
中々お目にかかれない上に座れる機会も少ないと思います・・・。

 

 

 

アーネストスタディの中
振り返ると部屋の奥が覗けます。入口が狭くなっている五角形の特殊な構造をしています。

 

 

 


五角形の部屋からアーネストスタディの中心を振り返った景色です。
実はこの時外国人の宿泊客の方が部屋で何やら作業をしていて、「こんばんは」と話しかけると「Hello」と返事をしてくれました。
万年筆で何やら古紙に長文を書いていました…。一体どんな人だったんだろう…。
この方が座っていたスペースは写していません。

 

 

 


部屋の中心には万華鏡が置いてあります。
カプセル(?)をセットして覗き込むと、煌びやかな景色が広がります。
説明書きは全部英語で読めませんでした・・・。多分凄い物だとおもいます。
ちなみに、旅館の方に尋ねたところ、これはお客様がこの旅館に寄付されたものらしいです。

 

 

 


ちなみにこのお部屋には簡単な台所があり、お菓子・ハーブティなどが食べ放題、飲み放題です。
ハーブティーは俵屋のオリジナル。
僕は頂かなかったのですが、飲んでくれば良かったと後悔してます。

 

 

 


入ってきた入口を振り返ります。
天井も低く、結構な細い廊下です。まさに隠し部屋のよう。

 

 

 


部屋への帰り際に、ほかの場所も歩いてみました。
気付いたのは、旅館の至る所に椅子がある事。どこでも座って休憩が出来ます。
そして椅子とセットで必ず絵や美術品が置いてあります。まさに美術館。
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俵屋旅館の料理

京料理がおいしい事でも有名な俵屋旅館。
なんと必ず夕食と朝食が付いてきます(!)
今回は連泊だったので、2回の夕食、2回の朝食を頂きました。
朝食は和食と洋食が選べるため、両方選んでみました。

 

夕食

夕食は10品で構成されています。
そして、毎月献立が変わります。つまり、最低でも12種類の献立が存在します。
ちなみに、今回連泊だったので、初日は8月の献立、次の日は献立表に無い「網焼き」メニューとなりました。
まずは「葉月献立」のメニューをご覧ください。


教養の無い僕には読めませんでした。文字ではなく写真でお見せします。
覚えているものだけ補足します。

 

 

 


左はカボチャの冷製スープです。

 

 

 


刺身です。左はアマダイです。盛り付けが芸術的。

 

 

 


汁物に入っているのは穴子を巻いたものです。柔らかく最高の味でした。
人生で食べた穴子の中で一番おいしかったです。

 

 

 


鮎の笹燻し(いぶし)です。塩焼きの鮎を笹の葉でいぶしています。

 

 


豆腐、獅子唐、焼き茄子です。茄子は丁寧に皮を剥いてあります。
口に入れると溶ける柔らかさ。どうやったらこんなに美味しく茄子を調理できるのか知りたくなりました。

 

 

 


ウナギです。下には湯葉が敷いてあります。
もはやコメントが思いつきません。美味しかった事だけは覚えています。

 

 

 


鱧(はも)です。ほぐした梅と大根おろしが乗っています。

 

 


最後の〆としてごはんと味噌汁・漬物です。
このごはんがまた超美味しいんです。粒が大きく、甘さが凄いです。
どこのお米か尋ねたところ、契約農家が俵屋旅館専用に育てている米とのこと。
一般流通はしていないということですね‥‥。

 

 

 


デザートとして出てきたのはマンゴーゼリーです。ゼリー自体も凄く美味しいのですが、
可愛い器やスプーンにも目が行きます。
お気づきの通り、これも俵屋オリジナル。買えます。

 

 

 

10品見てお腹いっぱいな気持ちになるかもしれませんが、
全部見せます。次は翌日の「網焼き」メニューです。
ちなみに夕食のメニューは要望に応じて変えてくれます。
網焼き以外にも天ぷらなど、ほかにもいくつかありました。

 

 

 

献立には無いメニュー「網焼き」

覚えてるものだけ補足します。


左はぐじ(アマダイ)のから揚げ、真ん中は海老とオクラです。

 

 

 


茶碗蒸しです。底にはユリの根、白身魚などが入っています。

 

 

 


左がオコゼの刺身、珍味と呼ばれる皮・胃袋です。右がマグロの漬けです。
オコゼは初めて食べましたがプリップリで美味しかったです。

 

 


お世話係の方は冬瓜饅頭(とうがんまんじゅう)よ呼んでいました。冬瓜に細かく切れ込みが入っています。
中には地鶏のそぼろが入っていました。

 

 

 

俵屋のごはん

いよいよ網焼きです。ガスコンロなどは使いません。炭火焼です。部屋で炭火焼をする贅沢。
もちろんめっちゃ煙が出るので、部屋に扇風機が2台用意され、窓を開けて排煙します。
古い掛け軸が置いてある部屋でこんな煙が出るようなことしていいの!?
と焦りましたが、一時的なので大丈夫です!とのこと。恐れ入ります。

 

 

 


〆は鮎ご飯です。
涼しい部屋でほっかほかの鮎ご飯。鮎という魚はここまで美味しくなるんだと驚きました。

 

 

 


甘味はグレープフルーツゼリーです。とろける食感が最高です。

 

 

 

朝食

朝食の前に「お目覚めの飲み物」が用意されます。
しぼりたてのオレンジジュースか、信州から取り寄せた、のむヨーグルトのどちらかを選べます。
もちろんグラスごと冷やされてます。

俵屋旅館 オレンジジュース
このタンブラー、とっても可愛いと思いませんか?
やっぱり俵屋旅館オリジナル。売ってます。ガラス工芸作家、天野澄子さんの作品で、
「サンゴタンブラー」と言います。

 

 

洋食

朝食は洋食と和食が選べるのですが、洋食の場合は卵の調理の仕方・パンの種類・肉の種類が選べます。
卵はスクランブルエッグ・オムレツ・ポーチドエッグなど。
パンはクロワッサンかトースト。 肉はソーセージかベーコン。
しかも二人の場合、それぞれ好みに合わせて選べます。なんて自由度が高いんだ・・・!
僕はオムレツにしました。ビックリしたのは、このオムレツが完璧すぎた事。
味付け、柔らかさ、見た目、どれをとっても最高でした。
飲み物はコーヒーか紅茶を選べます。

 

 

和食

俵屋旅館の朝食俵屋の湯豆腐
朝食は量が多いですよ。と事前に聞いていたのですが、ホントに凄い量でした。
メインは焼き魚と湯豆腐です。
焼き魚は鮭(シャケ)、鯵(アジ)、笹鰈(ササガレイ)の3種類から選べます。
僕はササガレイを選びました。
湯豆腐の桶にはネギ、シイタケ、湯葉が入っています。だしが冷めないように、常に湯に浸かる仕組みになっています。
湯は炭火で常に加熱されています。
ちなみにこの日はお昼ご飯を食べませんでした。(笑)
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俵屋旅館のおみやげ

遊形ギャラリー

もうお気づきかもしれませんが、このページで紹介しているものはほとんど俵屋旅館のショップ「ギャラリー遊形」で購入することができます。逆に、ここでしか買えません。「京都でしか買えないお土産」ということですね。

旅館に泊まらなくても、ここでグッズだけ買う事も出来ます。
ただし、旅館に泊まった方は5%割引で購入できるという特典があります。
泊って、「これいいな…」と思ったらすぐに買う事が出来る。素晴らしいですね。
今回僕たちは、この写真にも写っている「俵屋の石鹸」と、「サンゴタンブラー」を買いました。

 

 

 

俵屋旅館のサンゴタンブラーサンゴタンブラーの底
サンゴタンブラーです。3本の足が付いていて、底はとても複雑な形をしています。
天野澄子さんの手作りで、一つ一つ大きさや形が違います。
いくつかある中から、好みの形のものを選んできました。
旅の思い出として大切に使いたいと思います。

 

 

 

俵屋旅館の石鹸の買い方、注文方法(2019年6月追記)

俵屋旅館の石鹸
俵屋旅館の石鹸は、実は絶大な人気商品なのですが、実際にお土産として買ってきた石鹸があまりにも良すぎたので、後日注文してみることにしました。ちなみに、この商品はamazonや楽天など、通販に出品されているものを見かける事もありますが、俵屋旅館及びギャラリー遊形は通販での販売を行っていませんので、公式として通販での購入はできません。正式な買い方は、注文書によるFAX注文か、郵送注文のどちらかです。

 

ギャラリー遊形のパンフレット

ギャラリー遊形の注文書まず、必要になるのが、俵屋旅館のショップ「ギャラリー遊形」で貰える注文書です。これは俵屋旅館に宿泊した人やギャラリー遊形で買い物をした人が貰う事ができます。(初見で行って貰えるかどうかは試していないためわかりません…)
この注文書に、必要事項を記入して書類に記載のギャラリー遊形のFAX番号宛にFAXを送ります。今回はコンビニのFAXを使ってFAX注文をしてみました。ちなみに、支払い方法はクレジットカード払いも対応しています。クレカ払い希望の場合は必要事項を別書類に記載して一緒にFAXを送ります。FAXを送った後に確認のため届いているか電話してみたところ、受付の方が丁寧に対応してくれました。

 


俵屋旅館のせっけん12個入り

そして3日後(1週間以上かかると書いてあったのですが、かなり早く届いてびっくりしました。)届いたのがこちら。俵屋旅館の石鹸12個入りです。ちなみに、amazonや楽天など通販で売っているものはかなりの値段で表記されていますが、この12個入りの値段は2300円(税抜)です。


対応して下さった係の方の自筆の手紙まで添えてありました。流石です…。

 

 

あのギャラリー遊形のWebサイトがOPEN(2020年追記)

2020年6月、1通の手紙がギャラリー遊形さんから届きました。
そこには何と、「公式サイトを作りました」と記載されていました。
頑なにWebサイトを持たなかった俵屋さんがまさかのサイトOPENという事で非常に驚いています。サイトも美しく、しっかり今の時代に合った造りをしていて感動しました。
残念ながら、サイトからの商品の注文は出来ないようなのですが、もはやそこはこのお店の執念とこだわりと言っていいでしょう。実物を見て、触って欲しいという想いが伝わってきます。是非サイトを訪れてみて下さい。(出来れば是非立ち寄ってみて下さい)

ギャラリー遊形 公式サイト

 

 

 

 

 

俵屋旅館から年賀状が届いた(2019年追記)

俵屋旅館から届いた年賀状
これは後日談なのですが、俵屋旅館に泊まった次の年の元旦に、なんと年賀状が届きました。丁寧に和紙の封筒に入れられています。泊った後も感動を与える旅館。それが俵屋さん。流石すぎます…。これは確実にリピーターになるのもわかります。

 

 

 

俵屋旅館に泊まって感じた事

この記事の冒頭で書きましたが、泊る前はこんな疑問がありました。

なぜ非日常なの?
何でジョブズは定宿にここを選んだの?
わざわざこの旅館に泊まるために京都に来る人がいるのは何故!?

しかし、泊ってみたら全て分かりました。
この旅館は一貫して「くつろぐ以外の事をする必要がない」のです。
靴を出したりしまったりする必要もない、
布団を敷く必要も、片づける必要もない。
追加料金がかかるのでは?と心配することもない。

そして、くつろぐための環境作りに最高のこだわりを持っています。
最高の座り心地の椅子、本を読むためだけの部屋。
寝具は最高級の寝心地。昼寝まで上質。
凄く古い建物のはずなのに掃除、手入れが行き届いて綻びを一切感じません。
階段以外にちゃんとエレベーターもあります。
食べ物は最高の料理人が調理し、材料は米の一粒まで気を使っています。

そして、その精神は物だけじゃなく、従業員の方々にも徹底されています。
トイレの事はお手洗い、ではなく「ご不浄」と呼びます。
泊っている最中に何度か外出したのですが、姿が見えなくなるまで見送ってくれます。
食事中、おしぼりを何回も交換してくれるのですが、シーンによっておしぼりの温度が違います。
ショップでお土産を買ったら大した荷物でもないのに部屋まで運んでくれます。
荷物を郵送で送る場合は手書きの手紙が入っています。
こういった、普通は気付かない細かい気のまわしが重なって「最高のサービス」
だと感じるのだと思います。確かにジョブズも惚れますわ。

料金も安くはないですし、予約も中々取れない宿ですが、
泊る価値は断然ある宿です。なにかの記念日や新婚旅行にはもってこいだと思います。
ただ、この旅館に泊まる時は日中の予定を詰め込まない事をオススめします。
絶対昼寝したくなりますから!(笑)

 

以上俵屋旅館レポートでした。 皆さんも是非行ってみて下さい!
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