毎日Twitterを2時間は見る多趣味人間BUSSAN(ぶっさん)です。
2021年3月現在、Twitterでは「Spaces(スペース)」(以下”スペース”と呼びます)というグループ音声配信機能が実装されており「Twitter版clubhouseが来た!」と噂になっています。早速、フォロワーさんが開催しているスペースに参加してみたのですが、これが結構、いやかなり面白い。そこで、自分でもスペースを開催してみたいと思い、色々調べたところ…現在ホストとしてスペースを開催できるのは「限られたユーザーのみ」となっており、通常はスペースをホストとして開催することが出来ないようなのです。
試行錯誤の結果、なんとかスペースを開催する権限を得ました!
ところが、様々なトラブルに見舞われて…
この記事の趣旨は
- スペース開催権を得るまでの試行錯誤
- スペースが落ちる現象との闘い
- スペースが落ちないようにするための対策
- 結局スペースの何が面白いのか
という内容となっています。スペースを立てたけどトラブルに見舞われた!という方の役に立つかもしれませんし、何の役にも立たないかもしれませんが、奮闘記として書き記しておこうと思います。※あくまでぶっさんの環境下での出来事ですので、全ての方に当てはまらない可能性がある事をご了承下さい。
2021/05/04追記!ホストになれる条件が公開されたので追記しました!
もくじ
そもそもスペースis何?
スペースとまだ遭遇していない方や、存在は知っているものの、まだ参加されていない方のために、スペースについて簡単に説明します。
言葉で色々いうより見て貰った方が早いと思い、画像を用意しました。
Twitterアプリのフリート欄に紫の枠が付いているのを見かけた事はないでしょうか?
そう、これが「スペース」です。この紫の部分をタップするとこうなります。
スペースに参加しているユーザーの一覧が現れ、「このスペースに参加」を押す事で参加できます。参加すると、マイクが自動的にオフになり、あなたはリスナーとして、ホスト(主催者)やスピーカー(喋れる人)のグループ通話を聴く事が出来ます。
つまり、スペース=Twitter上でオープンの会話が出来る機能 です。
Twitter公式サイトではこのように説明されています。
スペースは、Twitter上で音声を使ってリアルタイムで会話する新しい方法です。Twitterは、@TwitterSpacesを公開し、利用者からフィードバックをもらいながら、このサービスを使いやすくするためにテストとシステム構築を行ってきました。進捗状況には、とても満足していますが、新機能やアップデートを含めて、さらに多くのものが提供される予定です。ご期待ください。
Twitter公式サイトより引用
スペースってどうやれば開催できるの?
参加する方法は上に書いた通りで、誰でも参加することができます。
しかし、主催するとなると話は別です。まず、現時点(2021年5月)で次の条件が必要です。2021/5/4以前は別の条件があったようですが、現在は下記の条件に統一されているようです。
- フォロワー数が600人以上であること(※一部600人以下でも実装されているらしい)
now, everyone with 600 or more followers can host a Space.
based on what we’ve learned, these accounts are likely to have a good experience hosting because of their existing audience. before bringing the ability to create a Space to everyone, we’re focused on a few things. 🧵
— Spaces (@TwitterSpaces) May 3, 2021
日本語訳:現在、600人以上のフォロワーがいれば、誰でもスペースを開設することができます。これまでの経験から、このようなアカウントは、既存のオーディエンスのおかげで、スペースのホスティングをうまく利用できる可能性が高いと考えています。
5/4以前は別の条件が色々とあったためそれをクリアするために当時は色々試しました。
そして念願のスペース開催権獲得!しかし、そこから思いもよらぬトラブルの連続となりました。
ここから先は、ぶっさん本人の体験談となります。
ホストをやろうとするとスペースがとにかく落ちる
Twitter上でお喋りできる機能「スペース」が解放されました!🤩🤩💡💡🎊🎊
後で色々遊んでみよう〜! pic.twitter.com/GrOBnL6qpg— BUSSAN⚡️(なんでもクリエイター) (@BUSSAN_8888) March 26, 2021
念願のホスト権獲得。早速Twitterで仲良くして頂いているフォロワーさんに協力してもらい、スペースを開催することにしました。
しかし、初めてのスペース開催で次のような現象に見舞われました。
- スペース中にTwitterクライアントが落ちる
- ホストの僕だけが喋れなくなる(他の方は喋れる)
- ホストの僕だけがスペースから弾かれる
- 参加者の音声が聴こえなくなる
この時、スペースにおいて不調が出たのは僕だけのようでした。
確認してみると、参加している方の中で僕が一番古いスマホを使っている様子。
この時使用していたのはiPhoneX(2017年の機種)です。
もしかしてこの機種のスペックが低いせいで不具合が出るのではないか、と疑い始めました。とはいえ、まだ3年しか経っていない…それ以外の可能性を潰すために、下記の検証をしてみました。
ネットワークを疑う
- Wifiに繋いで試す&Wifi無しで試す
どちらも効果なし。そもそも、スペース上でスピーカーとして30分以上の通話を数回行っており、その時は一切不具合は出なかったため、通信環境に問題はないのでは…?と思いました。
音声入力を疑う
- Bluetoothをオフにする
スペース開始時はBluetoothがオンになっていたため、途中でオフにしました。
ところが変化なし。これはあまり関係なかったようです。
本体のメモリ使いすぎを疑う
- 全てのアプリを終了し、Twitterアプリだけ立ち上げて試す
- Twitterアプリの再起動
- iPhoneX本体の再起動
全て試しましたが効果なし。いずれも10分持たずにTwitterアプリが落ちる、という結果となりました。
ここまで来たらいよいよiPhoneXの限界を疑わざるを得なくなってきました。
そこで家にあったiPadAir(第三世代:2019年)を使ってスペース開催を試してみる事に。しかしながら、残念な事にスペースはiPadには対応していないようで、そもそもiPadでスペースを開催することは出来ませんでした。
【今日のハイライト】
・twitterスペース開放された!
・早速テストしてみよう
・ホストの僕がなぜか喋れない
・ホストの僕だけスペースから落ちる
・僕の機種がiPhoneXなのが原因ぽい
・明日機種変するか
↑いまここ— BUSSAN⚡️(なんでもクリエイター) (@BUSSAN_8888) March 26, 2021
iPhoneX→iPhone12Proへ機種変更して検証
— BUSSAN⚡️(なんでもクリエイター) (@BUSSAN_8888) March 28, 2021
正気か?
とお思いの方もいらっしゃるでしょう。おそらくあなたの意見が正しいと思います。
ところが、世の中にはこのような正気ではない人間もいるのです。
(とはいえ、3年経っていたので早く機種変したいとは思っていたところでした)
前回集まって下さった方々に声をかけて、満を期して、2回目のスペース開催を検証してみました。その結果…
うそでしょ?
— BUSSAN⚡️(なんでもクリエイター) (@BUSSAN_8888) March 29, 2021
iPhone12Proでもスペースが落ちる
なんという事でしょう。
iPhone12Proでのスペース開催でもトラブルに見舞われてしまいました。
この時起こったのは次のような現象です。
- スペース中にTwitterアプリがフリーズする(Twitterアプリ以外は無事)
- スペースが勝手に終了する
まさか…最新機種やぞ…?正気か?
この日は3回ほど、上記のような現象が起きました。
冷静になって原因を考えたのですが、ある事に気が付きました。
純正イヤホンの接触が悪かった事を思い出す
僕がこの時使用していたイヤホンは、iPhoneXに付属してきた純正イヤホンでした。
3年経過しているだけあり、接触が良くない事が度々あり、Spotifyを聴いていると勝手に停止ボタンが押される、や通話中に通話が切れる、などの不具合が出ていました。
このイヤホンが悪さしていた可能性を思い出し、イヤホン無しでスピーカーでスペースを立ち上げてみました。すると、10分以上経過しても落ちず、20分程スペースで通話できたところで、ある疑念が浮かびました…。
iPhone、買い替えなくて良かったんじゃ…?
もしイヤホンが悪いとすると、iPhoneXのままでも問題なかったのでは?という疑念が浮かんできました。そこで、参加頂いた方々に再度協力頂き、まだ手元にあったiPhoneXをWifiに接続し、スペースを立ち上げてみる事にしました。
すると…イヤホンを付けていても、付けていなくても、やはり10分も話せないうちにTwitterアプリが落ちる事が分かりました。(3~4回試しました)
良かった、と言っていいのか微妙ですが、少なくともiPhoneXではスペースでホストが維持できないことは確実なようです。
おまけ:再度iPhone12Proでスペースを開催したところ…
最後に接触の悪いイヤホン有りでもう一度スペースを開催したところ、25分以上落ちずに通話を行う事が出来ました。(スペースは正常終了させることができました)
どうしてなのかは不明。たまたま接触が良かったのかも…。
ここまでのまとめ
今回の検証で、少なくとも分かっている事実を箇条書きにしました。
- iPhoneXでスピーカー・リスナー参加は問題なく可能
- iPhoneXでホストとしてスペースを主催する場合、アプリが頻繁に落ちる
- iPhone12Proでイヤホンを付けなければ、スペースは落ちない
- 接触の悪いイヤホンを使用するとiPhone12Proでもアプリが落ちる(フリーズする)可能性がある
まだわかっていない事、それはiPhone12Proで全く問題のないイヤホンを使用した時、ホストが維持できるかどうかです。(恐らく問題は無いかと思いますが…)
新しいイヤホンが入手出来次第、また検証してみようと思います。(AirPods proが欲しいな)
もし、スペースの開催にあたりアプリが頻繁に落ちる方がいらっしゃれば、何かの参考になるといいな‥‥と思い記載してみました。ご健闘を祈ります。
その後、正常なイヤホンを使用してみた結果
iPhoneに付属する純正の白イヤホンを交換して試してみたところ、スペースが落ちる事はほぼ無くなりました!やはり不具合が起きている機器は使用しない方が良さそうです。
機種ごとのスペース対応状況について
フォロワーさん達に確認して、皆さんがどんな機種でどんな状況になっているか、わかっている範囲でメモしておきます!参考になれば~!
iPhone
iPhone12 pro | スペース対応可能。ホスト開催でもほぼ落ちる事はない。 |
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iPhoneSE2 | スペース対応可能。ホスト開催でもほぼ落ちる事はない。 |
iPhoneXS | スペース対応可能。ホスト開催時の状況は不明。 |
iPhoneX | スペース対応可能。ホスト開催で5分に1度の頻度で落ちる。 |
iPhone8 | スペース対応可能。ホスト開催時の状況は不明。 |
iPhone6 | スペース対応可能。ホスト開催時の状況は不明。 |
iPad
※iPadは2021年4月現在、まだスペースに対応していません。
Android
Google pixel3 | スペース対応可能。ホスト開催でしばしば落ちる。 |
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Google pixel3 XL | スペース対応可能。ホスト開催でしばしば落ちる。 |
HUAWEI P30 Lite | スペース対応可能。ホスト開催でしばしば落ちる。 |
結局、Twitterスペースは何が面白いのか
今回スペースを主催してみて、僕が面白いと思った点を並べてみます。
Twitterアプリ内で音声配信ができる便利さ
今までTwitterで配信をしようとすると、外部ツールを使う必要がありました。
視聴者も外部アプリや外部サイトにアクセスする必要があり、コメントなどを残すにはそのサイトへ登録するなどの手間が必要でした。しかし、スペースはアイコンをタップするだけで配信に参加でき、気軽に発言することもできます。この手軽さはかなり良いと思いました。
知らない方同士が、その場限定の会話を繰り広げる
スペースの面白い所は、「会わないはずだった人同士が出会う」という事です。
スペースでホストをしている人のフォロワーさんAと、スピーカーをしている人のフォロワーさんBは同じスペースに参加することができます。つまり、フォロー・フォロワー関係ではない初見同士の方が、スペースで「初めまして」と言葉を交わす可能性があります。
するとどうなるかというと、見た事のないその場限りのコラボレーションが生まれます。
これが結構面白い。初めましての人といきなり喋りたくない、という方はスピーカーとして参加せずにリスナーとして聞くだけの立場を選ぶ事もできるので、スタンスに合わせて楽しめます。
オープンだけど、フルオープンじゃない。その場限定の会話ができる
スペースはホストのフォロワーさんであればだれでも参加できますが、参加ボタンを押さなければ会話に加わることは出来ません。よって、アイコンが表示されている人(参加している人)以外の耳に会話の内容が届く事はありません。
つまりその場限定。まさにカフェや居酒屋での会話のようなイメージです。
ログが残るツイートやチャット、配信とはまた少し違った楽しみ方ができます。
※ちなみに、スペースでの音声通話はTwitterのサーバーに保存されるそうです。
報告があった際の確認用とのことなので、ユーザーが聴く事はできない様子。
テキストでしか見かけなかった人の肉声が聴ける
一番面白いのはこれかと思います。
普段文字でしかコミュニケーションを取って来なかった人が、会話を交わす、声が聴ける、これはかなり革命的かと思います。男性だと思っていたら実は女性だったとか、その逆もあるでしょう。年齢が高いと思っていたら実は年下っぽかった、とか、日本人と思っていたらそうではなかった、など、アカウント本人のプロフィール欄に書いていない情報が新たに開示されることになります。clubhouseではリアルネームでの登録が推奨されていますが、
一方で恐らくリアルネームで登録しているアカウントが希少であるTwitterで、「本人の肉声」という、偽りようのない貴重なリアルを垣間見る事が出来る、というのはとても面白いかと思います。
まだまだ始まったばかりのスペースですが、Twitter社によれば、さらなるアップデートや改善を見込んでいるようですので、今後も期待していきたいと思います。
また、僕の方でも今後スペースをちょくちょく開催していきたいと思うので、是非参加してみて下さい!
スペース開催してます!
平日&休日の23時以降くらいの時間帯で、「マヨナカスペース」と称してスペースを開催しています!もしお時間合う方がいらっしゃれば是非お気軽に参加してください~!
ぶっさん:@BUSSAN_8888
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