クリエイティブ

「描いたけど見られない」はもったいない!「ストーリー性」を付けて一歩先の作品制作へ。

文章を書く、絵を描く、写真を撮る、歌をうたう、ネタを披露する、コスプレをする、など、これらのクリエイティブな活動をしている全ての方は「自分の作品をなるべく多くの人に見てほしい」と思っているはずです。僕もそのうちの1人です。

しかし、必ずと言っていいほど、最初のうちは人に見てもらえないんですよね…。

書き始めてすぐのブログはいつまで経っても閲覧数が1桁だったり、「歌ってみた」動画を投稿しても閲覧されなければカラオケと同じに思えてきます…。渾身のネタを披露しても、観客が居なければ笑いも起きません。

ワクワクしながら頑張って作ったのに、他人の反応はイマイチ。これアリガチ…。
せっかく、世に無いものを新たに創り出すという行為をしているのに、思うように他人の反応を貰えないために「自分が作っているものはつまらないものだ」と勘違いしてしまうんですね。でもそれって、ただ単に他人の目に留まっていないだけかもしれません。
もしそうだとしたら、本当にもったいない事だと思うんです。

この記事では、そういった「もったいない」を減らすための「ちょっとしたコツ」をお伝えしたいと思います。僕自身も試行錯誤の途中なので、誰かの役に立てるかはわかりませんが、迷っている方は是非読んでみて下さい。創作やモノづくりをする全ての人に向けて書きました。

 

前提 バズは狙わない

 

バズるとは、インターネット上で口コミなどを通じて一躍話題となるさま、各種メディアや一般消費者の話題を席巻するさまを指す語である。

Weblio辞書から引用

バズる、というのは、内容が超絶面白いか、超絶魅力的か、超絶共感を呼ばないと起きないと思っています。さらにそこには、運やタイミングも絡んでくると思います。僕のような一般人には、その「超絶」の部分や「運を掴む方法」が分かりません。なので今回紹介する方法は、「バズを狙う」とはちょっと違います。もう少し堅実に、建設的に、バズまでは行かないかもしれませんが、確実に閲覧されるようにコンテンツ(作品)の投稿を行う方法を紹介します。

 

なるべくに多くの人に見てもらうちょっとしたコツ

何かしらの作品を作ったので誰かに見て欲しい!そんな時、どうするでしょうか。例えば、イラストを描いた時。イラストコミュニケーションサービスの「Pixiv」に投稿する方が結構多いと思うのですが、この投稿をSNSと絡めると、さらに閲覧される確率が上がります。
しかし、ただ「作品を作りました!」という投稿だけでは、実は効果がイマイチだったりします。そこで、今回はSNSでの効果的(かもしれない)投稿の仕方を紹介します。
使うSNSはtwitterでもFacebookでもinstagramでも良いと思います。特に難しい事は無く、誰にでも再現できる内容だと思います。(というか上手な方は既に実践しているかも)

コツは、作品の発表の前後に「ストーリーを持たせた投稿をする」ということです。
図にするとこんな感じです。

作品シェアのイメージ

作ったものを公開→SNSでシェアという流れでも良いのですが、ひと手間加えて下記のような流れにすると、より深みが出て作品の発表にストーリー性を持たせることが出来ます。

  1. 構想など経緯をシェア(制作前)
  2. 制作環境や風景、途中経過(制作中)
  3. 作品自体のシェア(公開)
  4. 後日談やその後の展開をシェア(制作後)

項目ごとに詳しく説明すると次のような感じです。

 

構想や経緯をシェアする

イラスト制作中

例えば、「こんな絵を描こうと思ってます」や「こんな出来事があったので絵にしようと思います」など、作品を作るにあたって思っている事、構想などをシェアします。作り始めてからでもいいかもしれません。
そうすると、その投稿を見た方は「この人はこれから絵を描くのね」という事を認知できます。こうすることで、作品を投稿する前から興味を持ってもらうきっかけが増え、潜在的に見てもらえるチャンスが増えます。アニメや映画などで、「〇〇制作決定!」という告知をすることがありますが、それと似たような効果が得られる(のではないか)と思います。

 

制作中の環境や途中経過などをシェアする

イラスト背景制作中

例えば、「こんな感じで作ってます」や「今この部分の色塗りしてます」など、作品を作っている事が分かるような内容をシェアします。
そうすると、その投稿を見た方の中には「続きが気になる!」「完成したらどうなるんだろう!」と興味を持ってくれる方が出てくるかもしれません。実際に作品を投稿した時に見てもらえるチャンスがさらに増えます。アニメや映画で例えるなら「予告編」と似たような効果が得られる(のではないか)と思います。

 

作品自体のシェア

ただ投稿しても良いのですが、〇〇日に投稿します!や、週末に投稿します!など、事前予告があると良いかもしれません。(あまり細かくなくてよいと思います)作品を作るにあたってこんなエピソードがあったとか、こんな感情の変化があった、とか〇〇時間かかりました、などの作品を作る上でのソフト情報となるようなものが一緒に投稿されると、より作品の厚みが増すような気がします…。

 

作品投稿後の後日談・展開

作品投稿後には、「実はこんな苦労があったんです」や「今後この作品を〇〇に使おうと思います」など、後日談になる話や今後の展開などをシェアします。
そうすると、作品の公開を見逃した方でも、「実はこの人こんな作品作ってたんだ」や、「今後も何か続きがありそう」と、興味を持ってもらえる人が新たに出る可能性があります。また、元々見て下さっている方は当然続きが気になるため、今後も引き続き見続けてくれるかもしれません。

 

実際にやってみた例

本当にそれで見られるようになるのか…と疑問に思われる方も居ると思いますので、僕が実際に実践した例を紹介します。
今年2019年3月に枚絵を描いたのですが、折角描くなら色んな事をやろうと思って、構想段階から色々と詰め込んでみました。
ちなみに、このイラスト企画の一部始終は下記の記事にまとめていますので、気になる方は是非そちらも読んでもらえたら嬉しいです。

あなたのお名前ステッカーにします
イラストで参加型企画!皆さんのお名前、ロゴステッカーにしてみました!こんにちは、多趣味人間BUSSANです。 最近は仕事で忙しく、中々プライベートの時間を確保することが難しいのですが、どんなに忙しい日で...

構想・予告

既に描き始めた段階だったのですが、こんな絵を描いてます、という予告と、構想のようなものを添えて画像と共にツイートしました。ありがたい事に、既に一定数の方がいいね!して下さっています。

 

途中経過

ギターのイラストに着色したものを、途中経過としてシェアしてみました。
さらに、女の子(ぶさこ)の表情差分も併せてシェアしてみました。この段階でも、一定数の方がいいね!を押して下さっています。

 

作品自体のシェア


このツイートは17回リツイートされ、52人の方がいいね!を押して下さっています。
バズったとは言えませんが、単純に投稿するよりも、多くの方の関心を得ることが出来たのではないかと思います。

 

作品投稿後の後日談・展開


作品を使ってSUZURIでステッカーを作ったので、その事をツイート。
その後、その商品を自分で注文し、現物の写真をツイートしました。結果、最終的にこのステッカーはSUZURI内でピックアップされ、複数人の方が購入して下さっています。
流れやストーリーを意識したツイートを行う事で、バズに頼らずに自分の作品をアピールしてみた結果としては、十分な成果を得られたのでは…?と思っています。

 

ストーリー性を絡めた投稿をしなかった場合


ちなみに、ストーリー性を絡めた投稿を、作品投稿の前後に行わなずに、突然投稿した場合、上のような結果になりました。5リツイート、17いいね!です。もちろん、イラストの種類も影響していると思うのですが、こちらはこの時リアルタイムで放映されていたアニメを題材にしているので、それを加味したとしてもあまり見られていないような気がします。

 

 

 

作品発表×ストーリー性は色々応用できそう

今回は「イラスト」の例を紹介しましたが、ほかにも色んな作品にも応用できると思います。

例えば小説。「こんな小説書きました!」と、突然公開するよりも、①書くにあたってこんな事考えてました ②今こんな文章書いてます(一部公開)③コツコツ作っていた作品、公開します! ④実はこんなサイドストーリーがあります のように、書き始めから書き終わり、その後まで、ストーリー性を持たせた投稿をすることでより興味を持ってもらえる可能性が上がるような気がします。

あとは動画もそうです。「こんな動画作りました!」よりも、①動画を作るために絵コンテ描きました ②今撮影してます!撮れた一部がこれ! ③作ってた動画できました!〇日に公開します!④実はこの動画、編集に〇時間かかったんです など。ストーリー性のある投稿はどんな事にも応用できるんではないかと思います。

折角作った作品が、思うように見てもらえないのは、その作品の「出来が悪いから」ということではないと思っています。作品がたくさんの人の目に留まる状態になっていれば、かならず良いと思ってくれる人が現れると思います。そのためにちょっとの工夫をすれば、今よりも露出が増え、結果的にファンが増えるかもしれません。(もちろん、そんな事をしている暇があるなら、新しい作品をバンバン作れ!という声も聞こえてきそうですが…)まだ試していない、という方は是非一度試してみてもいいかもです。

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