こんにちは。週末に配信をやってます。BUSSANです。
前回、「twitterライブがめちゃ簡単ですよ!」という記事を書いたのですが、
今回は、twitterライブをもっと良くする「periscope(ペリスコープ)」という
ツールをご紹介します。
OBSという別ツールとの連携方法なども一緒に紹介します!
OBSについては、PCを使ってTwitterライブをやってみたい人向けです。
ツイッターでゲーム配信をしたい人なんかも対象になると思います。
【悲報】Periscopeは2021年4月1日にサービスを終了するそうです。
ですので、この記事の内容は、「こういうサービスがあった」と認識して頂ければと思います…!
もくじ
periscope(ペリスコープ)とは?
periscopeとは、twitterが提供する、ストリーミングサービスです。
PCでもモバイルでも配信・閲覧することが出来ます。
twitterと連携しているため、periscope上での配信だけでなく、配信を開始するとtwitterにも同時配信されます。
海外では結構人気らしく、日本でもちらほら配信者を見かけるようになってきました。
他の配信ツールと比べてペリスコープのメリットは?
periscopeの主なメリットは、下記3つです。
twitterのタイムラインに常時表示される
ペリスコープの一番のメリットは、twitter上に表示される事です。
しかも、タイムラインの最上部に配信中常に表示されるので、フォロワーの目に留まる
確率がかなり高いです。(画像は配信中ではないため、形式がちょっと違います)
twitterでフォロワー数がある程度ある方は、
結構な確率でリーチできるのではないでしょうか。
配信終了後は録画がそのままペリスコープ内に残る
配信した内容はそのまま動画となって残ります。(もちろん削除も出来ます)
なのでライブ配信を見逃した方も、後から配信を見ることが出来ます。
上の画像はペリスコープのアプリ内ですが、twitterのタイムライン上にも動画として残ります。
なので、いいね!やリツイートされる事で、さらに視聴者が増える可能性があります。
アプリからは簡単に、PCからは外部ツールを使ってリッチな配信が可能
アプリからの配信方法は超簡単です。
①アプリを起動したら画面下中央のカメラボタンをタップ
②タイトルと、twitterへの投稿設定をして、「ライブ放送する」をタップ
これだけです!
ちなみに、twitter上のみでの配信であれば、twitterアプリだけで配信する事もできます。
配信方法は、別記事「多趣味な人にこそ「ライブ配信」をおススメしたい理由」にて記載しています。
さて、実はここからが本題なのですが、periscopeのいいところは、
外部配信ツールに対応している事なんです。外部配信ツールに対応しているということは
PCから配信可能ということ。PCから配信出来ると何がいいのか?
次の項目で詳しくご説明します。
ペリスコープでPC配信が出来ると何がいいのか?
モバイル配信で出来ることは結構限られていますが、
PCから配信を行う事で、色んな事が出来るようになります。沢山あるので箇条書きにしてみます。
・配信にBGMを乗せる事ができる
・配信に通話音声を乗せる事ができる(ゲストとの会話が流せる)
・シーン切り替えができる(タイトル画面からの切り替えなど)
・複数の映像が流せる
・PCの画面を映像に乗せる事ができる
・ゲーム配信ができる
・ゲームの音声を乗せる事ができる
そう、PCから配信するというだけで、ライブ配信の可能性がグッと広がります。
しかし、ほとんどのSNS連携型ライブ配信アプリには、PC配信機能がありません。
でも、periscopeにはあります。
PCから配信するってどういうこと?
まず、PCから配信するとはどういう事なのか、ざっくりご説明します。
下の図をご覧ください。
【スマホからの配信】
要約:簡単だけど単純
配信には「映像」と「音声」を乗せる必要があり、スマホから配信する場合は、
自動的にスマホのカメラとマイクを使う事になります。そのため、モバイル配信
の場合はカメラ映像と音声しか乗せることが出来ません。
【PCからの配信】
要約:簡単じゃないけど色々出来る
PCからの配信の場合、「カメラ」と「マイク」を別途用意する必要があります。
※顔や景色を映したい場合→PC用のカメラを用意する
※PC内の映像を映したい場合→キャプチャソフトの映像をカメラとして使う
※PC外のゲームの映像を映したい場合→キャプチャボードの映像をカメラとして使う
※声を音声として入力したい場合→マイクを用意する
※PC内の音をBGMとして配信に乗せたい→PCのミキサー機能を使う
そして、上記のような「映像」と「音」を外部配信ツールを使ってミックスし、
periscopeにデータを送り、periscopeからtwitterに配信する、という流れです。
periscopeとOBSを使ってPCから配信する手順
ここでは、OBSは既にセットアップが済んでいる事を前提に、
OBSとperiscopeの連携方法について、詳しく説明していこうと思います。
①OBSを導入する
OBSについては、僕は下記サイトを参考に導入しました。
「OBS Studioの詳しい使い方・設定方法」
②periscopeを導入する
アプリをダウンロードします。
③periscopeのソースを確認する
ペリスコープのアプリ内に、配信に必要な「サーバーのリンク」と
「ストリームキー」の情報が記載されていますので、それを確認して、メモします。
アプリ画面右の「アイコン」をタップ→「設定」をタップします。
次の画面で表示される「Periscope Producer」という項目をタップします。
「サーバーのリンク」と「ストリームキー」の情報が記載されていますので、
情報をメモしたりコピーしたりして、PC内OBSに情報を記載できるようにします。
この時、同じページ内にある「待機時間を小さくする」という項目をオンにしておくと、
配信のラグを軽減することができます。
④OBSを設定する
まず、OBSを開きます。
画面右の「設定」をクリック
このようなメニューが表示されるので、「配信」をクリック。
配信種別を「カスタムストリーミングサーバー」に設定し、
URLの部分に先ほどメモした「サーバーのリンク」の情報を、
ストリームキーの部分に「ストリームキー」を入力します。
次にメニューの「出力」をクリック。
「配信」タブにある「ビットレート」を500~700ぐらいに設定します。
(上限は800ですが、遅延を減らしたい目的で低く設定しています。)
キーフレーム間隔を2秒に設定します。
(画像では3になっていますが、2秒が推奨のようです)
音声ビットレートを96に設定します。
メニューの「映像」をクリック。
出力解像度を960×540に設定し、
FPS共通値を30に設定します。
ここまで出来たら、一旦設定は完了です。
ちなみに、ここで設定している数値は、ペリスコープのアプリ内の
PeriscopeProducer画面内、「推奨設定」に基づいています。
多少数値が多かったり少なかったりしても、配信は可能です。
例えば、ビットレートを大幅に上げた場合、映像は高画質になりますが、
遅延が酷くなります。試しに2000kbpsに設定したところ、遅延が20秒程発生しました。
(ライブ配信で遅延が20秒もあると、ライブ配信のメリットがあまりなくなってしまうため、
僕は低ビットレートに戻しました…)
⑤プレビューを確認する
OBSの設定が完了したら、「配信開始」をクリックします。
※このボタンを押してもまだ配信は始まりませんので安心してください!
ペリスコープのアプリに戻ってみると、先ほどのソースの画面にて、
「ライブ放送をプレビュー」というボタンが出現しているはずです。
※しばらく待ってもこのボタンが表示されない場合、
URLやストリームキーなどの情報が間違っている可能性がありますので、確認して下さい。
プレビューをタップすると、このような画面に移ります。
画面に写っているのは、実際に現在配信中(配信予定)の画面です。
スマホの音量を上げると、実際に放送に流れる音声が返ってきますので、
映像と音声が問題ない事を確認して「ライブ放送する」をタップすると
配信が始まります!
配信時間は無制限です。自分で停止するまで配信が続きます。
配信が終了した後は動画としてperiscopeとtwitter上に残ります。
実際にOBSとperiscopeを使って配信してみた
イラストを描きながら配信してみました。
https://www.pscp.tv/BUSSAN_8888/1lPJqdrnBjbGb
【twitterへのリンク】
突然ですがイラスト描きます https://t.co/YQG6R6nSTJ
— BUSSAN(ぶどうさん) (@BUSSAN_8888) 2018年11月4日
カメラを接続すればもちろん映像も配信できます。
一眼レフをPCに接続して、ギターを弾きながら配信してみました。
(顔は出してません…)
https://www.pscp.tv/BUSSAN_8888/1jMKgERkdlwJL?t=39s
ちなみに、この配信で使った機材はこちらです。
(本当はX7を使っているのですが、X7はもう売っていないようです…)
まとめ
これから様々なライブストリーミングサービスが出てくると思うのですが、
最近流行っているTikTokやイチナナライブのような、モバイル用配信アプリではなく、
PCからの配信に対応するサービスは、個人的には結構強いと思います・・・!
全然使いこなせていませんが、面白い事に使っていければいいなと思っています。
ちなみに、関係ないですがこのサイトでは配信以外でもイラストやゲームに関する記事を多く扱っていますので、そちらも良かったら覗いてみて下さい!
僕がtwitter上で行っている事
ちなみに、僕はTwitter上でいろんな企画をやっています。
例えば…
2020年の正月にはニューイヤーカードを配布しました。
2018年には、twitterで応募して下さった方のアイコンなどをイラストに描きまくりました。
Twitterで出会った方と一緒にブランド立ち上げを企画しています…!
配信だけじゃない!Twitterの可能性は無限大…!
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