こんにちは、引きこもり中につき色々なものを買ったBUSSANです。
趣味の一つに「ゲーム配信」があるのですが、最近あまり出来ていません。でもこのままにするのも少し勿体ないなと思ったので、ゲーム配信のやり方などを少しづつ記事にまとめて行こうと思っています。そう、ゲーム配信は一人でゲームをするよりも何倍も楽しいんです。どうせゲームで遊ぶなら楽しい方が良い!と僕は思ってます。なので興味がある方には是非チャレンジしてみてください。
そこで、今回は比較的プレイしている方も多く、かつ難易度が高いと思われるNintendo Switchでのゲーム配信の方法を解説してみます。なるべくわかりやすく書こうと思いますが、自分流のやり方なので不明点などあったらごめんなさい。
また、他のサイトからの引用や他のサイトへのリンクなどもお借りして方法を解説しようと思います。全てこの記事内で完結しない点についてはご了承下さい。
もくじ
ゲーム配信の前にイメージ固め!
まずは、ゲーム配信の準備をする前にどんな配信がしたいかをイメージするといいかもしれません。例えば次の通りです。
- 1人でゲーム画面と一緒に自分の声を配信したい
- 1人でゲームをしながらBGMを流し、自分の声と一緒に配信したい
- ゲームをしながらBGMを流し、視聴者のコメントを音声読み上げし、自分の声と一緒に配信したい
- 複数人でワイワイ対戦しつつ、ボイスチャットで対戦相手と喋りながら配信したい
- 複数人で対戦しつつ、ボイスチャットで対戦相手と喋りながら、対戦相手の画面も一緒に配信したい
ゲーム配信と言っても難易度は様々で、やりたい事が増えれば増えるほど難易度が増します。今回は、初めてゲーム配信・ゲーム実況にチャレンジする方向けに、①の方法を解説していきたいと思います!
▼こんな記事もあります
Switchでのゲーム配信の大まかな流れ
では、ゲーム画面と一緒に自分の声を配信したいとしたら、どのような流れになるか、簡単に図にしてみました。ちょっとわかりづらいかもしれません…。
文章にすると次のような感じになります。
- ゲーム画面の映像+音声をキャプチャボードに取り込む
- 取り込んだ映像+音声をTV画面に映す
- 同時に取り込んだ映像+音声をPC内に映す
- マイクで自分の声を映像に乗せる
- Youtubeなどに映像+音声を配信する
①~⑤の流れでネット上に映像と自分の音声を配信する感じです。②についてはより快適にプレイするためのものですので、省略可能です。
では、これをするためにどんな機材が必要になるのか、次の項目で説明します。
Switchでの配信に必要な機材
まずは配信の準備をする前に、本体以外に必要な機材を揃える必要があります。
各見出しで必要な機材と注意点やポイントなどをまとめてみました。
パソコン
Switchで配信を行う場合、必ずPCが必要になります。一方PS4には「ブロードキャスト機能」が付いており、PS4単体で配信を行う事ができます。
必要なスペックは大まかに次の通りです。
- CPU:Core i5以上
- メモリ:8GB以上
- グラフィックボード:あれば尚可
自分のパソコンのスペックの確認方法は、こちらの記事が分かりやすかったです。
→「パソコンのスペックを確認する」
個人的にはWindowsのPCが使いやすいと思います。(理由は後述します)
▼可能ならゲーミングセスクトップPCがおススメです!
▼ゲーミングノートPCの場合はグラフィックボード搭載のモデルをおススメします!
TVもしくはサブディスプレイ(無くてもOK)
PCの画面以外に、HDMI端子が付いているテレビ、もしくはサブディスプレイを用意する事をおススメします。理由は、PCに映る配信画面は、実際のゲームプレイとはわずかに遅延があるためです。快適にプレイしたい場合は、テレビ、もしくはサブディスプレイにゲーム画面を映して、そちらでゲームを楽しむ事をおススメします。
ちなみに、この配信方法ではHDMIケーブルを2本使用します。もし足りない場合は買い足した方がイイかもしれません。
HDMI端子とは、イラストのような形の端子の事です。
(Switchについている映像出力端子の事です)
ちなみに、調べてみたらHDMIケーブルはめちゃ安く入手できるみたいです。
マイク
マイクは、ノートPCであれば付属しているものがほとんどだと思いますが、付属しているものとは別に購入をおススメします。理由は、キーボードを打つ音や生活音など、声以外の音声を拾ってしまう可能性があるからです。
様々なマイクがありますが、イヤフォンやヘッドフォンとマイクがセットになっている「ヘッドセット」だと扱いが楽だと思います。
特に、マイク入力では3.5mmジャックが付いているものとUSB入力のものがありますが、
3.5mmジャックが付いているものが個人的にはおススメです。(※PCにもイヤフォンジャックが付いている事が前提ですが!)
下記のようなイヤフォンジャック/USBどちらも対応しているものが便利だと思います。
キャプチャボード
家庭用ゲーム機の映像をPCに取り込むためにはキャプチャボードが必須となります。
ここでは、僕が普段使っているキャプチャボードを紹介しますが、正直、安くないです‥‥。が、ここで妥協すると映像のクオリティに大幅に影響が出ます。
キャプチャボードは非常に奥が深く、メーカーも多岐に渡るため、気になる方はキャプチャボードについて詳しく調べてみる事をおススメします。
僕が使っているのは「AVerMedia」というメーカーの「 Live Gamer EXTREME GC550」というモデルです。ゲーム配信において最も一般的に使われているイメージがあります。
※現在は「Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS」が最新のようです。
僕が実際に使っているキャプチャボードです。大きさ比較用にボールペンを置いてみました。このキャプチャボードをSwitchかPCの付近に設置する必要があるので、少しだけ場所を確保しておいた方がいいかもしれません。具体的な使い方は後述します。
配信用ソフト(ここではOBS)
配信用ソフトも多岐に渡り、非常に多くのソフトがありますが、ここではOBSというソフトを用いて説明します。OBSのセットアップ方法については、僕はこちらのサイトを参考にインストール&セットアップしました。→「OBS Studioの詳しい使い方・設定方法」
ライブストリーミングサービスのアカウント
ライブストリーミングサービスと言うと長いですが、簡単に言うと、「動画配信サービス」です。代表的なものは、youtube、ニコニコ動画、ツイキャスなどです。配信したいサイトのアカウントをあらかじめ作っておく必要があります。ここではyoutubeで配信する方法を説明したいと思います。youtubeの場合、アカウントとチャンネルの両方が必要となります。youtubeのアカウントとチャンネル作り方はこちらに記載されています。→「YouTube でアカウントを作成する」
→「新しいチャンネルを作成する」
遊び心
多分一番大事なやつです。ゲーム配信するためには絶対必要です。ゲームが上手かどうか、よりも遊び心があるかどうか、の方が個人的には大事だと思っています(笑)
配信機材のつなぎ方
ここでは、上記の機材が揃った前提で機材の接続の仕方などをお伝えします。
上で使った図をもう一度使います。
まず、①でSwitchから出ているHDMIケーブル(普段テレビに挿しているHDMIケーブルです。)をキャプチャボードの「IN」と書いてある部分に挿し込みます。
詳しくは下記画像参照です。挿し込むのは下記画像の①の部分です。
次に、ゲームプレイ用のTVもしくはサブディスプレイにHDMIを挿し、その先を上画像の②の部分「OUT」と書いてある部分に挿し込みます。最後に、キャプチャボードに付属のUSBケーブルを③の部分「USB3.0」と書いてある部分に挿し込み、その先をPCのUSBポートに挿し込みます。接続はこれでOKです!(マイクをPCに繋ぐのを忘れずに‥!)
キャプチャボードを使用するにはドライバが必要になりますので、公式サイトよりダウンロードしておく事をおススメします。→「ソフトウェア&ドライバー」
本体のLEDが光っていれば、問題なく接続が完了しています。
この時、TVもしくはサブディスプレイには通常通りゲーム画面が映っているはずです。
Switchでのゲーム配信の手順(youtubeの場合)
Switchを使ってyoutubeでゲーム配信をするときの手順を解説します。ここでは、「必要機材」が揃っていて、「配信機材が繋がれている」状態で、「youtubeのアカウントを取得済み」ということが前提となります。
ちなみに、もちろんyoutube以外の配信サイトで配信することも可能です!
是非色々試してみて下さい!
OBSを起動しソースを設定する
①:OBSが起動できたら、まずシーンを作ります。+ボタンを押して、シーンを新規作成します。シーン名は任意でOKです。
②:同じくソースを作ります。ここでは、どんな映像を流したいか、のリスト表示が表示されますので、「映像キャプチャデバイス」を選択します。ソースが設定出来たら、ソース名をダブルクリックして、プロパティを設定します。
映像キャプチャデバイスのプロパティを設定する
ソース名をダブルクリックすると↑のような画面が表示されます。
③:デバイスを選択します。キャプチャボードが接続できていれば、ここにデバイス名が表示されます。
④:解像度を設定します。1920×1080に設定します。ここでこれ以外の解像度に設定すると映らないので注意です。
⑤:もし③、④の設定をしても映像が映らない場合はここから詳細設定をします。
(下の画像を参照)
PCによって設定など異なる可能性があるのですが、僕はVideoInputの項目を「HDMI(Video Serial Dicital)」に、AudioInputの項目を「HDMI+AUX」に設定したら映像と音声の両方が出るようになりました。
ここで映像も音声も出ないという場合は一旦そのまま先に進んでみて下さい。
⑥:音声出力モードを設定します。僕は「デスクトップ音声出力(WaveOut)」に設定したら音声が出力されるようになりました。「OK」を押して設定を終了します。
音声が出ない場合は下記の⑫を確認してみて下さい。
音声が出ていれば、このようにメーターが音量に合わせて左右に振れるはずです。
このようにメーターが動いていればOKです。ちなみに、配信音量はここで調節します。
ここまでで映像も音声も出ない、という場合は次のトラブルが考えられます。
A:ゲームが起動していない(スリープモードになっている)
→ありがちです…。起動しましょう。
B:キャプチャボードがPCに認識されていない
→AVerMediaの公式配信ツール「RECentral」を使う事で認識できるようになる事があります。こちらからダウンロードできます→「RECentral」
C:上記どちらでもない
→こちらに詳しい解決方法が記載されていますので、確認してみて下さい。
「キャプチャーボードの画面が映らないときの完全マニュアル」
配信設定をする
「設定」ボタンを押して配信設定を行います。
⑦:画面左の「出力」アイコンをクリックし、「配信」タブを開きます。
⑧:出力をリスケールするにチェックを入れ、解像度を1280×720に設定します。
⑨:ビットレートを3000に設定します。
(高画質を求める方は最大6000まで上げれます)
⑩:キーフレーム間隔を2に設定します。
⑪:画面左の「音声」をクックします。
⑫:マイク音声デバイスの欄にマイクが認識されているか確認。
→音声が出ていない場合はここでマイクを認識させると音声が出るようになる事があります。問題なければ次へ進みます。
ここまでで音声(マイク出力)が出ない場合は下記ページに詳しい情報が記載されています。→「OBS StudioでBGM・マイクの音を流すための設定方法」
⑬:画面左の「映像」をクリックし、各項目をを設定します。
基本解像度:1920×1080 出力解像度:1280×720 縮小フィルタ:ランチョス
FPS:30(高画質を求める方は最大60)
設定できたら、OKを押して設定を反映させます。
ここまで出来たら、一旦youtubeを開きます。
youtubeの配信画面を開く
youtubeを開き、画面右上のカメラマークを押します。
「ライブ配信を開始」と表示されますのでクリック。
次で表示される画面で配信名などの入力を求められますが、この「エンコーダー配信」は現在beta版となっており、動作が安定していないようです…。(2019/05現在)ですので、今回は画面右下の「従来のバージョンを利用」からの配信方法を説明します。
上がyoutubeの配信画面(従来バージョン)です。
⑭:ここがオフラインになっていれば配信されていない状態です。配信が始まるとオンラインになります。
⑮:サムネイル(表紙となる画像)を変更したい場合はここで画像をアップロードできます。
⑯:番組の詳細情報を記載できます。
詳細情報は次の通りです。
タイトル:
そのままタイトルです。番組のタイトルとして表示されます。
本文:
この番組についての説明文を記載する場所です。
次のストリームをスケジュール:
ここにチェックを入れると、番組のスケジュールを登録することができます。配信日時をあらかじめ決めて配信したい場合はここで設定します。
カテゴリ:
番組のカテゴリです。この場合はゲーム配信なのでゲームです。
ゲームタイトル:
ゲームのタイトルを打つと今何のゲームで遊んでいるか視聴者に表示されます。
プライバシー:
配信を公開、非公開、限定公開にすることができます。
情報が入力できたら、エンコーダーの設定を行います。
⑰:サーバーURLとストリームキーをコピーして、OBSに貼り付ける準備をします。
再度OBSに戻ります。
⑱:OBSの「配信」をクリックします。
⑲:サービスをカスタムにし、youtubeでコピーしておいた情報をそれぞれに入力します。※ストリームキーは配信するたびに変わるので、毎回入力する必要があります。
ここまでできたらいよいよ配信開始です!
OBS側で配信を開始する
OBSの音声メーター右にある「配信開始」ボタンで配信をスタートさせます。
※このボタンを押すとyoutube側で勝手に配信が始まります。
配信が始まるとyoutubeの画面上、ストリームの状態が「ライブ」に切り替わります。
画面に映像が映っていれば問題なく配信出来ているはずです。
だいたい20秒前後のラグがあるため、TV(もしくはサブディスプレイ)に映っている映像から遅れて映ります。(この時、画面左下のスピーカーマークを押してミュートにするのを忘れずに…!ミュートにしないと自分の配信音声をさらに拾ってループしてしまうためです。)
コメントやテスト配信について
チャット(コメント)は画面右に表示されます。コメントを拾い、視聴者とのコミュニケーションを取ることができます。
また、本番の放送をする前に、プライバシー設定で限定や非公開で一度「テスト配信」をすることをおススメします。配信は終わった後自動的に動画としてyoutube上に保存されますので、それを確認して音声や映像など問題ないか確認してみると良いかもしれません。
配信を共有したい場合
配信を共有したい場合は画面右下にあるシェアボタンで番組の共有ができます。
twitterアカウントを持っている方はTwitterでシェアすることで視聴者を招くことができます。youtubeの場合はチャンネル登録をして貰う事で、配信開始時にユーザーに通知されるので、チャンネル登録を促すと良いかもしれません。
実際にSwitchでゲーム配信してみました
ここまでの手順を踏んで、実際にyoutube上でゲーム配信をしてみました。
スプラトゥーン2の配信をやってみました!
配信しながら皆さんと遊ぶという企画を毎週土曜日23時からやっています。
是非お気軽に遊びに来てください!
Youtubeチャンネル:YOROZUCH
▼どうぶつの森もやってみました!
ところで、配信する場合の著作権は?
ゲーム配信する場合の著作権はどうなのか?
配信や動画投稿をしても著作権侵害にならないのか?
気になるところですよね。でも安心して下さい。任天堂は2018年11月に「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を公開しており、その中で著作権について下記のように記述しています。
任天堂は、個人であるお客様が、任天堂が著作権を有するゲームからキャプチャーした映像およびスクリーンショット(以下「任天堂のゲーム著作物」といいます)を利用した動画や静止画等を、適切な動画や静止画の共有サイトに投稿(実況を含む)することおよび別途指定するシステムにより収益化することに対して、著作権侵害を主張いたしません。
(任天堂公式HPより引用)
つまり、任天堂のゲームを配信したり動画投稿したりすることについては、問題ないということです。詳しくはしっかりガイドラインを読まれる事をお勧めします!
難易度は高い…でも楽しい!
ゲーム機本体のみで配信ができるPS4と違って、Switchでの配信は正直、簡単とは言えません。しかし、配信ができるようになると普段とはまた違う次元の遊び方が出来るようになります。例えば…
- 視聴者とコミュニケーションを取りながらワイワイゲームが楽しめる
- ゲームを持っていない人とのコミュニケーションもできる
- 新しいゲーム仲間やコミュニティが出来る
- コミュニティが出来ると自分主体のイベントなどを開くことが出来る
- 遊びと同時に発信活動ができる
特に、難易度の高いSwitch配信はPS4よりも配信者の母数が少ないため、目立てる可能性がある(かも?)しれません。配信の活用法は人それぞれですが、個人的には「遊び」としてのグレードが一つ上がるような気がしています。少なくとも僕は今までゲーム配信を通して人生に色々な変化が起きました。その話は別の記事にて少しだけ紹介していますので、
よかったらそちらもどうぞ!
もし、「面白そう」と思ったら是非チャレンジしてみて下さい!
実は最近VRにハマっています…
2020年10月頃から、VRにハマってしまい、それ以降ずっとVRChatというゲームで遊んでいます‥‥。これがまた最高に楽しいんですが、気になる方は是非下記の記事を覗いてみてください。
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